アイオワ州にある『フィールド・オブ・ドリームス』のロケ地が、先日、心ない何者かによって荒らされ、見るも無残な姿になってしまった。
何者かが、あの有名な野球場に車で侵入し、内野から外野まで車輪の跡を残した挙句、スプリンクラーを破壊したと、このロケ地のオーナーのデニス・スティルマンが地元紙『The Dubuque Telegraph Herald』に明かした。すべてを修理するには、数千ドルもの費用がかかるという。
1989年に公開された本作にはケヴィン・コスナーやジェームズ・アール・ジョーンズが出演しており、アイオワ州ダイアーズビルで撮影された。その後、ロケ地となったこの野球場はそのまま残され、毎年10万人のファンが訪れる観光地となっていた。以下は、この観光地の公式フェイスブックによる投稿だ。
「昨夜、我々の愛すべき野球場が破壊されました。一体どんな心を持った人間が、この神聖なグランドを冒とくできたのか、想像もつきません。私たちにとって特別なこの場所を破壊したのが誰であっても、その人物が心に平和を見出すようになることを願います。私たちは4月1日のオープン前に修復できるよう、全力を投じます」
オーナーのスティルマンは、毎年観光地として球場を開放している4月1日までの修復を目指し、クラウドファンディングサイト『GoFundMe』で支援を募っている。目標金額は1万5000ドル(約163万円)で、これには、修復費用と、今後似たような事件が起きないようにするためのセキュリティシステムの導入費用が含まれるが、本稿執筆現在、支援を募ってから3日目にかかわらず、543人のファンから目標金額を超える1万7491ドル(約190万円)が集まった。
スティルマンは、このように語っている。「『フィールド・オブ・ドリームス』のロケ地を見るためにたくさんの旅行者が世界中から訪れます。彼らが必ずしも球場が開いているかFacebookで確認してから来るとは限りません・・・だから、いつもどおりオープンする必要があるのです」
■参照リンク
『フィールド・オブ・ドリームス』支援ページ
https://www.gofundme.com/
http://www.moviefone.com/
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