そういう訳で、我々はマララと3200万人余りの少女達のために、11月10日を行動を起こすグローバルな日にすることを宣言しました。暗殺未遂事件後1ヶ月となるその日に、私はグローバル教育のための国連特使としてパキスタンを訪問し、100万を超える請願書をザルダーリー大統領に届けるつもりです。その請願書は、パキスタンの子供達の教育を現実のものにするためのものです。我々は、少女達を学校へ行かせなことをもはや認めないということを世界の人々に知らせるのです。その詳細はwww.iammalala.orgで確認する事が出来ます。そして請願書にサインする事が出来ます。
私は請願書を提出する際に、パキスタンの女子教育の提供を保証する政策において、大統領が政府の改革をリードするようにお願いするつもりです。私はまた、集めた請願書を国連にも提出し、すべての子供が学校に行く権利に対する国際的なサポートを活気づかせるつもりです。
さらに、銃撃を受けた数週間前にマララが、学校に行けない世界の3200万人の少女達のために闘うマララ財団を設立する目標を友人に話していたことを受け、マララに敬意を表して新しい財団を設立することを発表します。
私は今、国際社会の全世界の人々に対して、この行動の日をリードするように呼びかけています。
マララは学校に行く事を禁止されていました。なぜならタリバンのイデオロギーが女性の差別を支持しており、女性の教育は卑猥だと信じられているからです。マララが認めたように、多くの形の差別があり、その幾つかは搾取に近いものです。例えばバングラデシュでは、10歳の少女達が学校からさらわれて幼い花嫁にされ、幼少期を取り上げられているのです。世界中では、約10万人もの少女が幼い兵士として徴兵されて幼少期を奪われており、それと同時に他の何百万人もの少女達は労働を強制されています。どちらの場合も完全に学校へ行けずに彼女達の学習の可能性を犠牲にすることとなっています。
変革は可能です。はっきり言えば、可能なだけではありません -- 唯一の道なのです。我々は、国連事務総長の「エデュケーション・ファースト(教育が最優先)」議案発動からの勢いを継続して、歴史上初めて、教育は少数の者だけの特権ではなく、すべての者の権利だということを示さなくてはなりません。11月10日に、我々は世界の住人としてマララとの結束を示す必要があります。
多くの人々が、サポートをするのに自分たちに何が出来るのかを尋ねて来ます。私はそれに対して答えます。「あなたに出来ない事があるでしょうか?」と。まず、私達は自分の名前を請願書に加えなくてはなりません。そうすれば、世界で100万人以上の人がwww.iammalala.orgを訪れてサポートを表明することになるでしょう。21世紀において、我々はこれ以上子供達を学校に行かせないことを認めないということを、世界中の政府に知らせなくてはなりません。
次に、私達の友人に協力をお願いして我々のフェイスブックページの "I am Malala" にツイートや投稿をしてもらい、より多くの人々が請願書に協力してくれるように勧めなくてはなりません。今こそマララをサポートする時であり、彼女が闘いを続けるために我々はここにいるということを、彼女に示す必要があります。
そして11月10日に私が国連特使としてパキスタンを訪問する時に、パキスタンの子供達の教育を確実なものとするために、世界が結束を固めているということを示さなくてはなりません。人々は地域のイベントやソーシャルメディアの活動に結集し、我々一人一人がマララであるということを示さなくてはなりません。
最終期限である2015年の最後の日までに、すべての子供達が学校に行くことを確実にするのです。マララに起こった事に対する大衆の抗議によって、キャンペーンは一新されてきました。そして今や、このキャンペーンはあなたが行動を起こすことで実現するのみなのです。マララは今のところ病院に横たわっていて沈黙を保ち続けるかもしれません。11月10日のマララの日までの行程において、彼女を代弁し、少女の権利や子供の教育がこれ以上先送りされないことを確実にすることが出来るのは、彼女のメッセージを掲げた何百万人もの人々、つまり我々なのです。
ゴードン・ブラウンはグローバル教育のための国連特使です。www.iammalala.orgを訪れて、行動の日のマララをサポートして下さい。そして活動を盛り上げて下さい。
(原文:Stand With Malala on November 10th)
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ゴードン・ブラウン
第74代イギリス首相
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