人懐っこい犬のネガォン(Negão)は、今ではすばらしい人生を送っているが、これまでずっと幸せというわけではなかった。
ブラジルのモジ・ダス・クルーゼス市にあるガソリンスタンド、シェルのオーナー、Sabrina Plannererさんは、ある日、ガソリンスタンドの周辺でネガォンを発見。ネガォンは、そこに捨てられ、怖すぎてその場から立ち去れず、周囲をウロウロしていた。
Plannererさんは追い払うことができず、彼女とその恋人は、ネガォンを置いてあげることに。「私たちはすぐにネガォンを飼うことに決め、必要な世話をしてあげることにしました。予防接種と虫下しのために獣医に連れて行き、ドッグフードや犬小屋、そして散歩用の革紐も用意しました」と彼女は動物ニュースサイト「The Dodo」に語っている。
だが、2人は、ネガォンを引き取っただけでなく、2年前に購入したそのガソリンスタンドでネガォンを看板犬として雇うことにした。さらに、ネガォンのために社員証まで用意したのだ。
当初、2人は、ネガォンがどのように仕事をしてくれるかわからなかったが、Plannererさん曰く、ネガォンは自然に振るまったという。「ネガォンはお客さんが来たら、挨拶しに行って、あのかわいさで皆を虜にしちゃうんです」と彼女は同サイトに語っている。さらに、「お客さんにも可愛がられて、中には、おもちゃを持ってきてくれる人もいるんですよ」と続けている。
ネガォンは優秀な従業員というだけでなく、現在は、地元ブラジルの慈善団体「Grupo FERA」の顔にもなっている。同団体のスポークスマンは、ネガォンが家、そして仕事を見つけることができ、とても喜んでいるようだ。「これは、動物をもっと尊重するよう、人々に働きかけることとなり、非常にすばらしいことです」とスポークスマンはThe Dodoに語っている。さらに続けて、「犬の同僚がそばにいてくれて、ガソリンスタンドのスタッフも喜んでいますよ」とコメントしている。
FUNCIONÁRIO DO MÊS Olha que bacana a iniciativa de um posto de gasolina em Mogi das Cruzes. Esse mocinho da foto é o... Posted by Grupo FERA on Friday, February 10, 2017
■参照リンク
http://www.aol.com/
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