「ハリー・ポッター」の新シリーズ『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が累計興行収入45億円を突破するなど、大ヒット公開中だ。本作で、主演のエディ・レッドメイン、ヒロインのキャサリン・ウォーターストンと共に新たな魔法世界で大活躍するのが、自由奔放でキュートなクイニーを演じたアリソン・スドル&シリーズ初となる人間の主要キャラクターであるダン・フォグラーだ。アドリブOKという自由な撮影現場の雰囲気はいかがだったのだろうか?来日した2人に話を聞いた。
――これほどの超大作、出演が決まった時の心境はいかがでしたか?
アリソン:最初は本当に圧倒されて、言葉が出ないほどだったわ。そして喜びの後に責任感が生まれて、恐怖感まで出て来たの(笑)。同時に夢が叶ったという気持ちもあって、頭の中でぐるぐるしていたわ。
ダン:宝くじが当たったような感じかな。まるでマラソン選手がやっと完走した、今までの努力がようやく実ったような感じかもしれない。これが始まりだけれど、ランナーズハイみたいな感じて特別な経験だったよ。
――撮影が始まると現場では皆、仲が良かったそうですね。
ダン:本当に仲良くなったよ。デイビッド・イェーツ監督とキャスティングディレクターのフィオナは、相性がいい人たちを見つけたと思う。たくさんオーディションをしてね。イェーツ監督は本当にいい人なので、彼と仕事をする場合は本当にいい人じゃないとって感じで、皆お互いにいい仕事をしよう、ファンのためにいい映画を作ろうって感じだった。
アリソン:わたしたちは皆個性が違うけれども、仲良くなったことは素晴らしいことよ。それぞれ違う強みがあって、演じたキャラクターたちみたいに得意分野も違うの。でも、共通点もある。お互いをケアしあっていて、多様性も強みだなって思っているの。
――なんでもアドリブもOKな雰囲気だったそうですね?
ダン:確かに即興がOKな雰囲気はあったよ。いまでもすごいなって思うことは、CGなしでの即興はあり得ると思うけれど、CGありでの即興は難しい。「CGを合わせるから、好きにしていいよ」って言われてびっくりした(笑)。ケースを開いていろいろなクリーチャーが飛び出すシーンがあるけれど、首にかみつかれる僕のアイデアは実現したよ。別のシーンでは「おばあちゃん、ごめんね」と言ったら、本当におばあちゃんが出てきて(笑)。そのシーンのために雇ったことになるけれど、それが一個や二個じゃないんだ。本当に魔法使いになった気分だよ。
それと、とても優しいシーンで、雨の中でさよならを言うシーンがあるよね。皆とお別れということでジェイコブとしても寂しくなったけれど、「どうして僕を入れたの?」というセリフに対してニュートが「君のことが好きだから」って返すけれど、それって脚本になかったセリフだよ。でも、それを入れたことで、いろいろなものがわかるシーンになった。一言だったけれど、重要だったよ。
映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』は大ヒット公開中!
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■映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』公式サイト
fantasticbeasts.jp
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