実在した世紀の麻薬王、"南米のゴッドファーザー"ことパブロ・エスコバルの真実を描くクライムアクション『エスコバル 楽園の掟』のBlu-ray & DVDが発売中だ(レンタル同時スタート)。
パブロ・エスコバル--世界7番目の富豪まで上り詰め、"南米のゴッドファーザー"の異名を持つその男は、国会議員として様々な慈善事業に携わり、民衆に愛されながらも、裏では政府を相手にテロ活動を行い、1000人もの殺人に関与した残忍非道な麻薬カルテルのボス。
『ボーダーライン』(15)、『カルテル・ランド』(15)など、フィクション、ノンフィクションにかかわらず、世界を震撼させる麻薬戦争を題材にした映画が相次いでおり、その中でもパブロ・エスコバルの人生は、Netflixのドラマシリーズ「ナルコス」や、ハビエル・バルデム主演、スペイン人新鋭フェルナンド・レオン・デ・アラノア監督の『Escobar(原題)』など映像化が相次ぐ。
本作では、数々の逸話を残し、伝説となった恐るべき男の実態が描かれる。エスコバルを演じるのは、名優ベニチオ・デル・トロ。「エスコバルの実際の映像を観て、どのように振る舞うのか動作を確認し、資料も多く調べた。ただ彼は映画の登場人物。その上で自由な解釈を加えた」と語るデル・トロは役のために体重を増加し製作にも名を連ね、渾身の役作りで挑む。
そして組織の闇に直面する悲劇の青年ニックを、『ハンガー・ゲーム』シリーズで女性を中心に人気を博す、ジョシュ・ハッチャーソンが好演している。ニックと激しい恋に落ちるエスコバルの姪マリアを演じるのは、本作がきっかけでプライベートでもハッチャーソンと交際をスタートさせたクラウディア・トライサック。エスコバルになり切ったデル・トロについて「彼は役柄に没頭していて、現場で何かを感じ取り、すぐに試してみようとする。何を言い出すかわからず、常にスリリングな現場だった」(ハッチャーソン)、「本物のパブロの映像を観たことがあったので、うり二つでとても驚いた」(トライサック)と、その憑依ぶりを振り返っている。
メガホンを取ったのは、自身も俳優として活躍するアンドレア・ディ・ステファノ。「映画を観た後、朝起きたときに登場人物の顔を思い出したり、恐怖に思ってくれればうれしいな。良い映画を観ると、自分がまるで旅に出たような気分になることが素晴らしい。今回はかなり暗い旅だと思うけど......」と語り、「観客には主人公のニックだけでなく、エスコバルにも共感してほしい。映画を観終えて、少しでいいからエスコバルが気の毒だと感じてほしい。わたしはそれで満足だね」と観客への思いを述べている。
『エスコバル 楽園の掟』のBlu-ray &DVDは発売中!(レンタル同時スタート)
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