1908年の優勝以来、108年ぶりのワールドシリーズを制覇し、世界的なニュースとなったシカゴ・カブス。特に、「ヤギの呪い」や、先ごろの大統領選挙の予想も含め注目を浴びた「『バック・トゥー・ザ・フューチャー2』の予言」は大きく話題になった。そんな中、地元シカゴでは、カブスが前回優勝した年に生まれ、108年後の今回の優勝とともにその生涯を終えたカブス・ファンの女性、マーベル・ボールさんの訃報が大きく報じられている。
シカゴ・トリビューン紙によると、マーベルさんは、11月8日、ノースブルックのコヴナント村で心臓麻痺で逝去したという。
彼女の人生はカブスが優勝する2ヶ月前、1908年の夏にイリノイ州で始まった。もちろん、この時の記憶があるわけではないが、地元チームを応援しながら108年の時をカブスと共に過ごし、今年のポストシーズンから約半月、11月2日のカブスの優勝を迎えるまで、最古参のカブスファンとして、テレビの取材などをたびたび受けていた。
75歳になる息子のリッチさんは「凄い皮肉、ほんと信じられないような皮肉みたいだけど、優勝を待ちに待った人が、それが実現した時に言ったんだ、"やるべき事はやってしまった、そろそろ失礼しようかしら"って。笑えないけど可笑しすぎるよね」と母の死について口を開いた。
マーベルさんの人生最後の1ヶ月は、過去108年の間で最も慌ただしいものだったかもしれない。最も優勝から遠かったチームの最も古いであろうファンとして、たびたびメディアに紹介され、その存在はアメリカ全土のみならず世界に配信された。ちょっとしたセレブリティになったことを息子が冗談で「有名になってどんな気分?」と尋ねると「ナンセンスだわね」と答えたというマーベルさん。息子のリッチさんは、「有名人と呼んでいまさら誇張されることはなく、とっても素晴らしい人でした。そんな母だったんです」と語ったという。
RIP, Mabel. We did it.
(Via @ChicagoTribune) https://t.co/qvSF3xtRgf - Chicago Cubs (@Cubs) 2016年11月12日
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刃牙に出てくるスペックみたいな死にかた