ニューヨークのリンカーンセンターのアリス・タリー・ホールにて、現地時間9月6日(火)、映画『ハドソン川の奇跡』のニューヨークプレミアが行われ、監督のクリント・イーストウッド、主演のトム・ハンクス、共演のアーロン・エッカート、さらに、"ハドソン川の奇跡"の当事者チェスリー・サレンバーガー機長が登壇した。

左から2番目がチェスリー・サレンバーガー機長 (写真:Matthew Eisman)

本作は、2009年、ニューヨークで実際に起きた生還劇"ハドソン川の奇跡"の知られざる真実に迫るヒューマンドラマだ。トム・ハンクスはサレンバーガー、通称サリー機長、アーロン・エッカートは副機長ジェフを演じた。9月9日の全米公開を控え、早くも2017年度アカデミー賞有力候補の呼び声高く、作品賞はもちろん、監督賞、主演男優賞など、主要部門でのノミネートが確実視されている。監督やキャストが到着する度に会場は、歓声に包まれた。

86歳にして精力的に作品を世に送り続け、ハリウッドを代表する巨匠クリント・イーストウッド監督は、本作を待ち望む日本のファンに向けて「僕は日本のファンのみなさんが大好きです。日本を舞台にした映画(『硫黄島からの手紙』)を撮ったこともあるくらい、私にとっては特別な国。みなさんに気に入っていただけると嬉しいです」と嬉しいコメント。そして、アーロン・エッカートは8年ぶりの来日について「日本が大好きなんだ。前回行った時、皇居の周りを走ったんだ。すごく楽しくて、またしたいよ」と告白。日本のファンのみんなに会えるのが楽しみだと笑顔で答えた。


いよいよ主役の登場を待ち望む会場の熱気が高まる中、満を持して登場したのは主演トム・ハンクス。劇中では155人の命を救った"英雄"と称賛される一方、ハドソン川への不時着は本当に正しかったのか?と容疑者になってしまうという役どころを演じている。そんなサリー機長を演じた理由を問われると「それは実際のサリーが男の中の男だからだよ。事故のことは世界中の人が知っていたけど、機長についての真実は誰も知らなかった。その真実を伝えることに演じる意味があると思ったんだ」と役柄に込めた熱い思いを明かした。いよいよ来日が迫るトム・ハンクスは日本でどんな言葉を聞かせてくれるのか期待が高まるばかりだ。

トム・ハンクスとアーロン・エッカートが来日し15日に予定されている大規模なジャパンプレミア レッド・カーペットイベントには、歌舞伎俳優の市川海老蔵が登壇することが決定。日米を代表する大物の共演が実現し、ますます盛り上がることは間違いない!


『ハドソン川の奇跡』は9月24日(土)丸の内ピカデリー、新宿ピカデリー他全国ロードショー!

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■『ハドソン川の奇跡』公式サイト
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