伝説のトランペット奏者チェット・ベイカーの波乱の人生を、イーサン・ホークが渾身の演技で挑んだ話題の映画『ブルーに生まれついて』(11月26日公開)より本編予告映像がついに解禁された。
チェット・ベイカーとは、1950年代から活躍しその甘いマスクから"JAZZ界のジェームズ・ディーン"とよばれ、ソフトな声は聴くものを魅了、一斉を風靡したウエストコースト・ジャズの代表的トランぺッターにしてシンガーだ。しかし、人気絶頂のさなか麻薬に溺れ音楽家としての人生が危ぶまれてしまう。本作は、絶望と挫折のなか過酷な日々を送っていた彼を献身的な愛で支えたある一人の女性との出会いを描いた珠玉のラブストーリである。
チェット・ベイカー役を務めるイーサン・ホークは『6才のボクが、大人になるまで。』にて2度目のアカデミー賞助演男優賞にノミネートされるなど今、最も俳優としてノリに乗っており、本作で再び主演男優賞にノミネートされると批評家が絶賛するほどの迫力の演技を見せた。
映像では、イーサン・ホーク本人がジャズ・スタンダードの名曲「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」を甘い歌声とともに披露。やさしく切ないチェット・ベイカーの歌声を見事に再現している。「Stay little valentine(ずっとそばにいて)」と囁くように歌うイーサンの美声に思わずため息が漏れる。6カ月に及ぶトランペットの集中トレーニングを受けたという磨き上げた演奏もしっとりと本編を彩っている。予告編のラストにはトランペットを吹くチェットがおくる視線の先にたたずむ恋人が映し出される。彼女に伝えたかった思いとは...。ロマンチックなムードとジャズの名曲で彩られた観る人々を包みこむ映像にますます期待が上昇する予告映像だ。
また今回チェット・ベイカーについて、95年のデビュー以来ミュージックシーンのみならず、カルチャーシーンからも絶大な支持を得ている3ピース・ロックバンド「GREAT3」の片寄明人さんが「どんなにボロボロの状態でステージに上がったとしても、ひとたび彼が音楽の中に身をまかせると、そこにはスーパーロマンティックとしか形容のできない、美しく魔法のような旋律がこぼれ落ちる。人々はその地獄から生まれる奇跡のような一瞬を求めて、チェットのライブに通ったのだろうと僕は思う」とコメント。チェット・ベイカーの人間としての弱さが、音楽を輝かせ、人々を魅了したのだと語った。
音楽に全てを捧げた男と、天才に全てを捧げた女のスーパーロマンティックな愛の物語『ブルーに生まれついて』は秋気いよいよ深くなる11月26日より全国でロードショー。
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■関連リンク
映画『ブルーに生まれついて』公式サイト
http://borntobeblue.jp/
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