デンゼル・ワシントンが、ダン・ギルロイの新作映画『Inner City(原題)』で主演を務めると<Variety>が報じている。
この作品は、ポール・ニューマン主演の『評決』(1982)にインスパイアされた法廷映画で、ダン・ギルロイ(『ボーン・レガシー』『ナイトクローラー』など)が脚本・監督を担当。デンゼルは企業弁護士を演じるという。
過去に『グローリー』(1989)でアカデミー助演男優賞、『トレーニング デイ』(2001)でアカデミー主演男優賞を獲得している名優、デンゼル・ワシントン。この『Inner City』出演により、再び賞レースに復帰するのでは? と期待されている。
実際、本作に対する注目度は高く、すでに、Netflixをはじめとするいくつかの配給会社が作品の獲得へ向け動き出しているとか。脚本はレイバー・デー(労働者の日。9月の第1月曜日)以降に発表される予定で、この秋のビッグセールスのひとつになる予想だ。
デンゼルは長らくギルロイ監督が起用を熱望するトップ俳優だった。しかし、自身が主演しエミー賞主演男優賞など4部門を獲得したブロードウェイ劇『Fences(原題)』の映画化作品において監督を務めることになったため、その撮影が終わるまではいかなるキャリアの契約も討議せずにいた。
ギルロイ監督たっての希望が初めて叶い、デンゼルにとっても再びキャリアを輝かせる契機となるのか? ひとまず続報を待ちたい。
https://youtu.be/UBTXS42dj40
■参照リンク
・Denzel Washington Circling Dan Gilroy's Legal Drama 'Inner City' (EXCLUSIVE)
http://variety.com/2016/film/news/denzel-washington-dan-gilroy-inner-city-1201844650/