「のぼうの城」でデビューを飾り、「村上海賊の娘」が本屋大賞を受賞するなど、圧倒的なスケールで読者を戦国の世界へ誘う作家・和田竜の「忍びの国」が、中村義洋監督、大野智主演で実写映画化される。この度、本作の新キャストが発表された。
天正伊賀の乱を題材に。織田軍と伊賀忍びとの合戦をダイナミックに描く本作。大野智が演じる主人公の無門は、普段は"金の亡者"で"無類の怠け者"だけれども"史上最強"の忍びだ。
そんな無門の妻で、安芸の武家から無門にさらわれてきた女性・お国を演じるのは、『進撃の巨人』(15)、『シン・ゴジラ』(16)と話題作に立て続けに出演している石原さとみ。大野とは初共演となる。自身の役柄を、「怠けもので不真面目な無門に対し、常に不安や苛立ちはありますが、叱って尻を叩いて舵を切っていくと同時に大きな愛情を注ぐ母のような女性だなと思いました」とし、「この作品は時代劇アクションであり、恋愛物語でもあります」と、本作の印象を語る。
伊賀・下山家の嫡男で、ある事件により忍びに失望してしまう下山平兵衛を演じる鈴木亮平は、今回アクションのために二か月間稽古を積んでいる。「『こんな忍者もの、読んだことない!』これが原作の第一印象でした」とストーリーの面白さをコメントし、「誰も見たことのない、楽しく強烈な「忍び映画」が出来上がる予感がしています。期待していてください」と自信をのぞかせる。
そして、剛力で名を馳せる織田信雄の家臣、日置大膳を『十三人の刺客』(10)、『清須会議』(13)、『新宿スワン』(15)など幅広く活躍し、日本映画界を代表する俳優・伊勢谷友介が演じる。「この作品はよくある勧善懲悪の時代物ではなく、現代にも通じる設定が面白い。大膳は登場する武士の中でも非常にアヴァンギャルド。演じるのが非常に楽しみです。甲冑を付けて弓や槍を振り回す大立ち回りのシーンもあるのでしっかり演じたい」と見どころを語った。
そして、伊賀を治める十二家評定集の一人、百地三太夫を演じるのは時代劇映画初出演となる立川談春。伊賀の国に攻め込む織田信長の次男、織田信雄にはHey!Say!JUMPの知念侑李。信雄の家臣、長野左京亮をマキタスポーツ、政略結婚で信雄の妻となる北畠凛を、時代劇映画初出演となる平祐奈。その父で、伊勢国を治める北畠具教を國村隼。さらに、でんでん、満島真之介、きたろうなど実力派キャストにより、忍者アクション、スリリングな頭脳戦、そして人間ドラマが描かれる。
映画『忍びの国』は2017年夏全国公開
(C)2017 映画『忍びの国』製作委員会
■映画『忍びの国』公式サイト
shinobinokuni.jp
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