皆さんは、裁判所に勤めている人であれば「疑わしきは罰せず」という原則を遵守しているはずだと思うだろう。
ところが、サンフランシスコ上位裁判所のとある人物はそれが正しいとは思っていないようだ。
この法廷で8月8日に開かれた裁判の「目撃者登録リスト」には、被告人の欄に"BAD GUY(悪い奴)"と手書きされていたのだ。書いた人物が誰であれ、この表記にはその人物の率直な感情が表れていた。
公選弁護人のジェフ・アダチ氏はこの表記を重く受け止めているという。そして、「刑事司法のシステムにおいて根幹をなす原則が推定無罪です」と語っている。
彼はこう続けている。「普通は"悪い奴"などと呼ばないでしょう。そうしてしまうと、被告人に対して偏見を抱かせることにつながります。その人物が有罪か無罪かは確定していないのです。こうした類の習慣が、公正であるべきシステムの信頼性を貶めています」
このリストは地区検察局が出所だとみられている。検察局の広報担当、アレックス・バスティアン氏は、このメモを誰が書いたかは不明だが、問題だと捉えていると語った。彼は「通常、我々は登録リストをパソコンで作成するため、誰がこのメモを書いたかを把握していない」と明かしている。
.@sfdefender says in court witness list w/ defendants labeled "bad guy" is unfair. #abc7now pic.twitter.com/HrGGIZdD8W
- Katie Utehs (@KatieUtehs) 2016年8月9日
■参照リンク
http://www.aol.com/
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