メキシコのビーチリゾートでは、観光客が海に捨てたゴミを利用してアクセサリーを制作し、観光客に販売してゴミを持ち帰ってもらうという。
https://www.youtube.com/watch?v=WSCVc_EYClc
メキシコ東岸のマアウアルは、外国人観光客が週に約1万5千人も訪れる人気のビーチリゾート。かつてマヤ文明が繁栄した同地では、地元の人々が手作りしたアクセサリーなども人気のお土産だ。
大勢の観光客がこのリゾート地を訪れる一方、現地の人々は残される大量のゴミに頭を悩ませている。そこで、NPO団体<メキシコ自然保護基金(Mexican Fund for the Conservation of Nature)>が、観光客が捨てたゴミを利用して地元の職人たちが手作りのアクセサリーを制作する「This Is Yours(これはあなたたちのもの)」キャンペーンを展開した。
美しいカリブ海を望むビーチに散乱するのは、観光客が捨てたり海外から流れ着いたりしたプラスチックなどのゴミ。このキャンペーンでは、そんなゴミを拾い集めて粉砕し、カラフルなビーズに作り変えていく。ゴミから生まれた色とりどりのビーズを材料に、職人たちが手作りアクセサリーを制作するのだ。
メキシカンな民族調のビーズアクセサリーは店頭で販売され、観光客がお土産として購入する。看板には「"あなたたちのもの"から作りました」「海のゴミ」など、少し皮肉っぽいキーワードが書かれている。
世界各国から持ち込まれたゴミが、形を変えて再び世界に旅立っていく。地元文化に根付いたリサイクル方法でゴミ問題を解決しようというシンプルかつ斬新なアイデアに、世界中から注目が集まっているようだ。
【参照リンク】
http://www.adeevee.com/
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