羽海野チカ原作の人気コミック「3月のライオン」が、大友啓史監督によって実写映画化され、来春、【前編】【後編】2部作として公開される。先日、主人公の天才棋士・零を神木隆之介が演じることが発表されると、原作ファンを中心に「ハマり役」「楽しみ」と期待の声が続出した本作。この度、新たなキャストが発表され、有村架純、佐々木蔵之介、伊藤英明、豊川悦司ら豪華俳優陣が出演することが明らかになった。
業界注目の新星から重鎮までが揃った競演陣の顔触れは、佐々木蔵之介(島田開役)、伊藤英明(後藤正宗役)、加瀬亮(宗谷冬司役)、倉科カナ(川本あかり役)、清原果耶(川本ひなた役)、新津ちせ(川本モモ役)、前田吟(川本相米二役)、有村架純(幸田香子役)、豊川悦司(幸田柾近役)だ。これまでの主演映画総数は50作品を超える、まさに主役クラスの錚々たる豪華キャストたちが出演する。
零の兄貴分とも言える棋士・島田を演じるのは、神木同様に、原作ファンがキャスティングを熱望した佐々木蔵之介。「ご期待に応えられるのか、島田八段のごとく胃がキリキリ痛んでおります」と原作キャラを意識してコメントしている。
また、「将棋の神」とも呼ばれる天才プロ棋士・宗谷を演じる加瀬亮は「食堂で食券を渡す時に人差し指と中指で挟んで渡してしまうくらい疲れています」と撮影に没頭している胸の内を語り、同じくプロ棋士で、周囲に凄みを利かせる強面、後藤を演じる伊藤英明は「男と男の勝負の世界にどっぷり浸かっていくのにゾクゾクしました」と、現場を楽しんでいる模様。
また、孤独を抱えた零とあたたかい交流を深めていく、川本家の三姉妹、あかり、ひなた、モモと、三人の祖父・相米二をそれぞれ、倉科カナ、清原果耶、子役の新津ちせ、前田吟が演じる。亡き母に変わって妹たちを支えるあかりを演じる倉科は、「もし演じるならいつかは『あかりさん』を演じたいなっと思っていた」「プレッシャーを糧にして、楽しみながら演じたいと思います」と原作ファンらしいコメント、さらに、500人ものオーディションを勝ち抜いてひなた役に選ばれた清原は、「自分の中に強い芯を持っているけど、どこか儚い。そんなひなたを私なりに精一杯演じたいと思います」と意気込みを語っている。
さらに、零の実父の友人で、実父の死後、零の養父になるプロ棋士・幸田を演じる豊川悦司は、「孤高な男達の静かなる決闘の世界に、神木君とどっぷり浸りたいと思います」とコメント。また、美しくも気性の激しい、義姉・香子を今若手女優の中で注目度ナンバーワンの有村架純が演じる。プロ棋士の父の関心を奪っていった零に対して、愛憎半ばする感情を抱くという難しい役柄に対し、「今回は今までに演じた事のない役柄に挑戦し、毎回密度の濃い撮影でした」と撮影を振り返り、「一人一人の葛藤や想いが将棋を通して描かれている人間ドラマだと思います」と本作の魅力を語る。
幅広い世代の俳優陣が、神木演じる主人公・桐山零の人生にどの様に関わり、物語を紡ぎ上げていくのか?主演級がズラリと顔を揃えた日本最高峰のキャスト達による熱い競演に早くも期待が止まらない。
映画『3月のライオン』2017年【前編】【後編】2部作・全国ロードショー!
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