6月18日に放送された『SWITCHインタビュー 達人達』(NHK Eテレ)に、若手人気俳優の菅田将暉(23)と、お笑い芸人で個性派俳優としても活躍する板尾創路(52)が登場。その際に板尾が菅田に語った内容が視聴者からの注目を集めている。
板尾は、彼の芸風をこよなく愛しているという菅田と共に番組に登場し、それぞれの半生を振り返りつつ、お互いが感じる印象や気持ちなどを織り交ぜ、ざっくばらんなトークを展開した。その中で、20代前半ながらすでに"しっかり"している菅田と若き日の自分とを比べ、「俺、19の時なんかどチンピラやったで、ホンマに」と語った板尾は、無気力なヤンキーだった10代の頃、高校卒業後に就職が決まっていた食品会社には1日も行かず、「ほかにやりたいこともない」という理由で芸人を目指し、23歳でデビューした青春時代を振り返った。「社会に対して何の節度もないし、自分のことしか考えないでやりたいことやって」「20代前半は何の責任感もなかったし。自分しかなかったし。人を傷つけて笑いとってたし。世間に反抗してたのか何かわからんけどね」と、若き日の自分にダメ出しをしつつ、その頃の自分と同じような年頃で、生真面目に物事を考えすぎる傾向がある若い菅田へ「みんな真面目すぎるからね。言うたことに責任とろうとするからね。俺なんてめっちゃ優柔不断やから」「(日記を読み返してみると)矛盾だらけ」「矛盾してないやつなんておれへんて」と、アドバイス&エールを送った。
彼の語った「矛盾していない人間はいない」「真面目すぎなくていい」という"板尾イズム"に、ネット上の視聴者からは「こういうアドバイスってやっぱおっさんにしかできんと思うわ」「板尾さんらしい」「なんか父親と息子みたいな会話やな」「矛盾してないやつなんかおらんってええ言葉やな」「中身のないポジティブアドバイスなんかより全然いいわ」といった声が寄せられた。俳優としても活躍していながら、それでもなお、お笑い芸人としてのこだわりを強く持ち、独特な存在感を発揮し続ける板尾。その活動を支えているのは、こうした板尾ならではのこだわりと、そこから生み出される個性的なスタンスなのかもしれない。
菅田将暉は養子にしたいぐらい可愛いい... https://t.co/M1Kj999Em1
- 板尾創路 (@itao_itsuji) 2016年6月1日
もうすぐ22時~NHK Eテレ「SWITCHインタビュー 達人達」菅田将暉×板尾創路 #セトウツミ pic.twitter.com/0C1cCqmWWy
- 映画『セトウツミ』 (@setoutsumi_eiga) 2016年6月18日
■参照リンク
『SWITCHインタビュー 達人達(たち)』公式サイト(NHK)
www4.nhk.or.jp/switch-int/
映画『セトウツミ』Twitter
https://twitter.com/setoutsumi_eiga
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