最新映画『X-MEN:アポカリプス』の路上広告に女優のローズ・マッゴーワンが問題を提起し、FOX側が謝罪。即座に広告を撤去することになった。
https://www.youtube.com/watch?v=DkiexfjT2wg
人気アメコミ映画『X-MEN』シリーズの最新作『X-MEN:アポカリプス』の大型路上看板は、最強のミュータント"アポカリプス"が、ジェニファー・ローレンス演じる"ミスティーク"の首を絞めている衝撃的なシーンをフィーチャーしている。
『グラインドハウス』シリーズなどで知られるローズ・マッゴーワンは、この広告に対し「"女性に対する暴力"が映画を宣伝する方法だと<20世紀フォックス>が考えているのは大問題だわ」とSNSに投稿した。
さらに「この広告には、ただ女性が首を締め付けられているという以外の文脈はない。これについて誰も警告しないという事実は、攻撃的で正直バカげているわ。関係者はよく吟味して、社会への影響を考える必要がある。もし黒人男性が白人男性から首を締められていたら? もしゲイの男性がストレートの男性から首を締められていたら? 大きな批難を浴びるはず。過ちは正しましょう。2年先まで女性監督を起用できなくなるから、少なくとも広告を変更しては?」と警告している。
これに対し<20世紀フォックス>は、「アポカリプスの非道性を表現したいという熱意から、このビジュアルが人々に動揺をもたらす要素を含むことを即座に認識していなかった点がありました。無神経なものだったとして、迅速に撤去を進めます。本件についてお詫びするとともに、我々は女性に対する暴力を決して容認いたしません」という声明を発表した。
この広告はマッゴーワンだけでなく各方面から非難の声が上がっていたようだが、ネット上ではこの手の騒動に食傷気味のファンも少なくないようだ。
X-MENがシリーズ最強の敵と戦う『X-MEN:アポカリプス』は、2016年8月11日公開。
【参照リンク】
http://www.break.com/
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