スペインの鬼才ペドロ・アルモドバルが製作し、2015年に開催された第72回ヴェネチア国際映画祭にて最優秀監督賞となる<銀獅子賞>を受賞した映画『エル・クラン』が9月17日(土)より新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほかにて全国公開することが決定した。さらにあまりの展開に開いた口がふさがらない予告編が解禁となった!
https://youtu.be/xukesNAipsA
人当たりが良さそうな父親 アルキメデス・プッチオ。予告編は、彼が早朝に街角の掃除をするシーンから幕を開ける。どこにでもいる皆に慕われる幸せな家族の風景そのものだが、思いもよらない方向へと転換。
「ペドロ・アルモドバル製作」というテロップと電話の呼び鈴をはさみ、プッチオ家のキッチンの様子がワンカットで映し出される。妻が取り分けた料理をトレイに乗せ、それを運ぶアルキメデス。息子や娘に声をかける様子は日常の風景かと思いきや彼の向かう先はリビング...ではなく、なぜか二階。彼の運ぶ料理は一体誰への"おもてなし"なのか?表情を変えること無く、廊下の奥の一室の鍵を開ける父アルキメデス。その中にいたのは、黒い布で目隠しをされ、鎖に繋がれ、恐怖に怯える男。「安心しろ。メシだ」とドスの効いた声をかけ、扉を閉める。
そう、彼の運んだ料理は世にも恐ろしい"お・も・て・な・し"だったのだ!!一体、父は何者なのか?幸せそうなプッチオ家の裏には何が隠されているのか??
そして、父の口から衝撃の事実が告げられる。「我が家の稼ぎは身代金だ」!軽妙な音楽に乗せて描かれる凶行の数々。男を車のトランクに押しこめるプッチオ家。目出し帽を被るプッチオ家。脅迫するプッチオ家。男を射殺するプッチオ家。これら全てが、なんと実話!全世界震撼の家族の真相が今、明らかになる!!
同時にポスタービジュアルも解禁。お洒落な壁紙の前に立つプッチオ家と対比されるように、下半分には薄暗い階段が描かれ、その境界に配置された「笑顔の裏には何がある?」というコピーが不安を煽る。下部に書かれた〈ユ~カイな事件〉という文言が何を表すのか??それは皆様のご想像にお任せしよう。
映画『エル・クラン』は9月17日(土)より新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほかにて全国公開
(C)2014 Capital Intelectual S.A. / MATANZA CINE / EL DESEO
■参照リンク
映画『エル・クラン』公式サイト
el-clan.jp
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