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岡田斗司夫の解決!ズバっと 「ホリエモンの未来論の補足をお願いします」(後編)

2016/01/30 06:00 投稿

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岡田斗司夫のニコ生では言えない話
 岡田斗司夫の解決!ズバっと 2016/01/30
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おはよう! 岡田斗司夫です。
メルマガ読者の方から、多数質問をいただいています。
かたっぱしから答えてみましょう。

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「ホリエモンの未来論の補足をお願いします」(後編)
匿名希望さん/39歳/無職

 「未来はロボット化が進むので、人間はすることがなくなる。
  人は仕事の時間が減っていき、余暇の時間が増えていく。
  人は何をしたらよいか分からなくなるので、何をするかを教えるか、その見本になれる人が必要になる。
 つまり、“遊び”の業界が台頭していく。」
 
 とホリエモンが言っていましたが、仕事にあふれた人がすべて、「遊び」の業界へ移行することはとうてい無理だと思います。
 結局、人は仕事にあふれ食いっぱぐれるということでしょうか。
 また、仕事が減ると、同時に収入も減ると思うのですが、余暇が増えた人はどのように生活費や「遊び」の費用を捻出するのでしょうか。
 一部の成功した人のみが「遊び」を楽しめるのでしょうか。
 
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(前号からの続き)


 スウェーデンでは1日の労働時間を6時間にしたんだ。
 役場や一部の場所で、午前6時~12時までのシフトと12時~18時までの2シフトにした。
 6時間の2シフトにしたら結果、雇用が増えた。

 その増えた雇用の部分は、労働時間が減ったことによって生産効率が上がったので、実は経費がそんなに増えていないという報告があったんだ。

 ただ、ヨーロッパは消費税がバカ高いので、そんな無茶苦茶なことできるわけだ。
 それでも徐々に、実労働時間が減る傾向は続くと思うよ。


■誰か1人が働いて家族を支える東南アジア型の生活

 誰かが働いている家で、自分だけがニートだとコンプレックスを抱いている人も多いと思う。
 だけど今の日本社会は、誰か1人が働いて、家族全員がぶら下がる生活スタイルに近づいてきている。

 仕事を得た人間は、自分1人が働いていることによって、周りの人間を食わせていく。
 それが当たり前の社会に、ゆっくりとシフトしている。

 僕はそれを“東南アジア型生活スタイル”と呼んでる。

 個人個人が全員働いていることに限界に達してきている。
 おまけにITによる効率化も進んでいるので、人間ができる仕事がどんどん減っている。

 ホリエモンの未来論のように「ロボットが人間の肩代わりをする」という程、単純化はできないよ。
 労働時間が減ってきてるし、僕らは知らないうちに"つながり"というステマをすり込まれているから。


■僕たちは「自分をよく見せること」に躍起になっている

 僕たちは「自分は素晴らしく生きてるように見せること」に躍起になっている。
 気苦労の分量はそんなに増えないと思うけどね。
 「別に自分をよく見せなくてもいい」と思う人や、「人と つながらなくてもいい」という人は、生きる負担が劇的に軽くなる。
 でも、人間はやっぱり誰かと つながらないと、しんどい。
 それは事実なんだ。

 人との"つながり"をカットしてしまうと、腐女子のようなBL、オタク系の つながりに行ってしまう。
 どこまでいっても人間は上手い落としどころが見つからない存在であるなと思います。
 すみません。
 今日は話が まとまらないです。


【まとめ】
 単純にすべてがロボット化するわけではないですが、労働時間は減りつつあります。
 僕たちは「自分をよく見せること」に躍起になって、やらなくていいことに時間をとられています。
 

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