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岡田斗司夫のニコ生では言えない話
岡田斗司夫の解決!ズバっと 2016/01/01
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おはようございます。
岡田斗司夫がいろんな質問に答える『解決!ズバッと』を、毎日どんどんお届けします。
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「支配に失敗した銀河皇帝に足りなかったものはなんですか?」 vol.1───────────────────────────────────
銀河を支配した後の銀河皇帝のしんどさたるや、すごいですよね。
だってデス・スターの建築が遅れているだけで、現場に行って怒らなきゃいけないんですよ。
■いちいち現場に行かなきゃいけない皇帝の苦労
銀河皇帝にとっては、信頼できる部下がダース・ベーダーだけ。
まずダース・ベーダーが出向いて、怒って、「俺より銀河皇帝はもっと怖いぞ!」とヤクザの若親分みたいなことを言う。
その後、銀河皇帝が出向いている。
結局、銀河皇帝は前線まで出向いたおかげで死んじゃったわけです。
つまり、現場に行って販売しているソフトバンクの孫正義みたいなもの。
営業が上がらないからって、ソフトバンクの先頭に立ってiphoneを売っている孫正義。
おまけに社長が1番能力が強い。
パルパティーンがやったことは、銀河を征服するにはいいけど、運営には向いていないんですよね。
■パルパティーンには銀河支配後のビジョンがなかった
征服するための戦略を立てて、ジェダイの力を使って、クローンの兵隊を山ほど作って、その兵隊が自分の命令を聞くというコードをあらかじめ埋め込んでいて……、という完全なクーデターとしてはうまくいっているんですね。
でもそれをやった後の銀河の運営方法に関して、彼にはビジョンがなかった。
結局、次から次へといろんな前戦を回っていた。
多分、回っていたのはデス・スターだけじゃなかったと思う。
だって、銀河皇帝が「贅沢な暮らしをしている」とか「毎日楽しい」という描写は1秒もないんですよ。
やったことは宇宙中のいろんな場所に自分の銅像を建てたぐらい。
それも自分が死んでから間髪を入れず倒されている。
それぐらい憎まれていますから。
人気はないわ、楽しみはないわで大変です。
【まとめ】
銀河を征服するまではよかったですが、パルパティーンにはその後のビジョンがありませんでした。
皇帝が贅沢したり、楽そうな描写もなければ、人気もないので大変だと思います。
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