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岡田斗司夫の解決!ズバっと 「「【スターウォーズ特集】ルーカスは古代中国好き? 曹操のような暗黒卿」

2015/12/19 06:00 投稿

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岡田斗司夫のニコ生では言えない話
 岡田斗司夫の解決!ズバっと 2015/12/19
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おはようございます。

岡田斗司夫がいろんな質問に答える『解決!ズバッと』を、毎日どんどんお届けします。

今回は、「BRUTUS(ブルータス・マガジンハウス)」2011年10月1日号の『スターウォーズ特集』にて、岡田斗司夫がインタビューの質問に答えた回答の中から、選りすぐりをお届けします。

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「スターウォーズの世界で悪の皇帝の目的は、結局何だったのでしょうか?」 Vol.3

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 パルパティーンの立場から見ると、銀河の運営には明らかにロスがある。
 ジェダイ騎士団がフォースを頼りにしているから。

 ジェダイ騎士団のやっていることはけっこう腹黒いわけです。
 車座になって誰をジェダイにするのかも「お前のさじ加減1つだよ」みたいな話がやたら多い。
 そのジェダイ評議会がすべて政治的に決定するかといえば、ジェダイ評議会と議会との間の認識差がある。
 それは軍部なんです。

 つまりジェダイ評議会は最後、議会で決めたことを無視して、ジェダイが決めたことを優先しようとします。
 あれは軍部の独走なんです。

 パルパティーンですら議会政治のルールを守ろうとしているわけですね。
 ルールを守って議会政治を運営していたのに、ジェダイたちが軍部による独裁を目指そうとした。
 だからパルパティーンはそれを防ごうとしたという解釈もできるわけです。

 本来、ヨーダたちの理想としては、フォースを持っているジェダイたちの賢人政治を望んでいたわけです。
 でもそうはならなかった。
 それに対してジェダイたちは政治と関係なく自分たちが戦争に協力している。
 これは墨家思想。
 墨子が唱えたのは、「中国で徳がある人間は同時に能力もあり武力もある」ということ。

 困っている国に行って助けて、そこで正義を全うするのが墨家思想。
 だからルーカス自体は、古代中国に対する傾倒が深いと思う。
 それで政治を考えて、それで世の中が乱れていく。

 シスの暗黒卿がやっていることは三国志の曹操のように、人間は能力によってランク付けして、自由競争による活性化です。
 だから織田信長とか曹操のような存在がシスの暗黒卿でありパルパティーン。
 それを悪役として書いた『三国志演義』のようなものが『スター・ウォーズ』であるというわけです。


 インタビュー全文は、FREEexの『公式ブログFREEexなう
 BRUTUS 10/1号 岡田斗司夫インタビュー全文にあります。
 

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