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岡田斗司夫の解決!ズバっと 「カリスマはお金なしで人を動かせる」

2015/11/18 06:00 投稿

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岡田斗司夫のニコ生では言えない話
 岡田斗司夫の解決!ズバっと 2015/11/18
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おはようございます。

今日は『解決!ズバッと』はお休み。
絶賛発売中の岡田斗司夫の最新著作『カリスマ論』から、ハイライトをお届けします。

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カリスマはお金なしで人を動かせる」


 オンラインサロンの隆盛ではっきりしてきたのは、「カリスマは、ビジネスになる」ということでしょう。
 ここまで紹介したメルマガやオンラインサロンでは、本の出版や講演に比べて効率よく稼げます。
 でも私は、「カリスマになれば、お金がいっぱい入ってくる!」ことを強調したいわけじゃありません。
 注目すべきは、これまでとは違った原理で、ビジネスが動くようになったということ。

 例えば、『スター・ウォーズ』
 制作総指揮のジョージ・ルーカスというより、作品自体がカリスマとなり、クリエイターを引き寄せています。
 別の映画に参加すればすごい報酬を稼げてしまう超一流のクリエイターが実績をひっさげて、「スター・ウォーズ新3部作の制作にぜひ参加させてください!」と世界中からやって来ている。

 ホリエモン主催のオンラインサロンも同様です。
 会員の提案が面白ければ、ホリエモンは「じゃあ、一緒にやろう」とビジネスを進めていく。
 参加者はボランティアどころか、毎月1万円払って、ビジネスモデルを提案し、仕事をしているわけです。

 考えてみれば、これはとても不思議な状況だと思いませんか?
 だって、企業で働いている人は毎月何十万円かの給料をもらって、社長にビジネスプランをプレゼンしているわけでしょう。
 社長が「おっ、それは面白そうだ、やろう!」となったら、そのプランは実現化していきますが、これはあくまでも給料に対する見返りです。

 カリスマの主催するオンラインサロンでは、本来お金をもらってやるようなプロジェクトの提案を、みんなタダか、逆にお金を払ってまでやっている。
 さらに、カリスマがプロジェクトを進めるとなったら、さらに忙しくなるわけだけど、参加者はそれもまた楽しんでいる。
 カリスマが中心にいると、そこにビジネスが生まれてくるんです。

 では、これまでは、どうだったか?
 中心にあるのは、お金です。お金や土地を持っている人のところには、おいしい話がいくらでも転がってきます。
 「こんなビジネスを始めませんか?」「有利な条件でお金を貸しますよ」などなど。
 なぜ昔は銀行の力があれほど強かったのかといえば、お金を握っていたから。
 バブルの頃には「100万円出資してくれれば、翌年には200万円になりますよ」なんて、今では信じられないくらいおいしい儲もうけ話がそこかしこに転がっていたんですよ。
 これまでは、お金こそがビジネスの中心であり、お金を持っている人ほどもっとたくさんのお金を稼げる仕組みになっていました。

 今はこの流れが大きく変わりつつあります。
 人気者、有名人、イケメン/美人、そしてカリスマ性のある人。
 そういう人の元には、面白いアイデアや有能な人材が次々にやって来ます。
 あるいは、「私はお金は持っていても使い途がないので、上手に使って何か面白いことをやってほしい」という話まで持ち込まれたりします。
 「カリスマがビジネスになる」といったのは、こうした理由です。


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