岡田斗司夫の解決！ズバっと 「自衛隊が犬を助けるのは正しいの？」

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岡田斗司夫のニコ生では言えない話

　岡田斗司夫の解決！ズバっと　2015/11/06
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おはよう！　岡田斗司夫です。
メルマガ読者の方から、多数質問をいただいています。
かたっぱしから答えてみましょう。

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「自衛隊が犬を助けるのは正しいの？」

　国家の公金で運営されている自衛隊員が、税金を払っていなく、"法的には個人の所有物である犬"を助けるのは、正しい事だと思いますか？

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　この間の水害で鬼怒川の堤防が決壊した時に、自衛隊が犬とか猫とかを助けた。
　で、それを自衛隊員がやるのは正しいのかだね。
　僕は「正しい、間違ってる」と「よい、悪い」は別だと思うよ。

■「正しい」と「よい」は別問題、ややこしければ映画の『テッド2』を見よう

　おそらく、犬を助けることは「正しくない」のだろう。

　じゃあ、「見殺しにしたら正しいのか？」 というと、急に間違ってる事になるよね？

　つまり、「正しい」の反対が「間違ってる」ではない。

　この人がいう正しい事をやっちゃうと、犬を見捨てることになる。
　そうすると、自衛隊はより非難にさらされるし、間違ってる事になる。

　ヒューマニズムをどういうふうに見るのか？ 

　人間が愛玩するモノを、人間と同じように見るのか？

　人種的に固定されたモノを人間として見るのか？

　このように「人種・人間・人権」の取り扱い問題になっちゃう。

　ややこしいと思ったら、映画の『テッド2』を見ればいい。
　テッドが「子供が欲しい！」と言ったら、国の人に「テッド、不幸な事にあなたは所有物よ」って言われる。
　「（僕は）モノでしかないの～！？　ガーン！」って話なので（笑）

「なんでも自衛隊にケチをつける左翼」（コメント）

　この疑問は出てきて、当たり前だと思うよ。

　犬を飼っていれば、自衛隊が犬を助けるのは当たり前だと思う。
　逆に、犬を飼う人や自衛隊に反感があれば、この疑問は当然だと思う。
　どっちも理解できる人間の範囲内だからね。

【まとめ】

　「正しい、間違ってる」と「よい、悪い」は別問題です。
　犬を助けないのは正しいかもしれませんが、見殺しにすると間違ってることになります。
　映画の『テッド2』はそれがテーマになっているので見てみてください。