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「頭の回転が速い人の重量感のなさとは?」
岡田斗司夫のニコ生では言えない話
岡田斗司夫の解決!ズバっと 2015/10/20
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「頭の回転が速い人の重量感のなさとは?」
僕たちはついつい、「僕は頭の回転が遅いから速くしなければ」と考えてしまいますが、前述したとおりスピードが上がると機転は利くかもしれませんが、考える力は弱ってしまいます。
僕自身もすごく気になっているんですが、ニコニコ生放送でコメントを読みながら話していると、どんどん考えが浅くなってしまうんですね。
トップギアに入れなければならないコメントとのやりとりは、ハイテンションのまま徹夜したような変な疲れ方をします。
体は疲れているのに、頭の中だけがカラカラと回っているような状態。
僕がニコニコ生放送に出演した日の夜は興奮してなかなか寝付けません。
体は疲れているのに、頭の中だけがカラカラと回っているような状態。
僕がニコニコ生放送に出演した日の夜は興奮してなかなか寝付けません。
一方、場合によってはレジュメを持ってコメントを読みながら話さなければならないこともあり、その場合はトップとローに何度もシフトチェンジをしなければならないため、頭も体も疲労感たるやすさまじいものです。
自動車はタイヤを速く回してしまうと低速発進がしにくくなったり、ゆっくりとものを引っ張ったりするパワーが出にくい。
そのかわり速く走れます。
そのかわり速く走れます。
パワーと速さというのはどちらかを犠牲にしているものなんですが、往々にして頭の回転が速いという人は重量感が足りません。
人の話を聞くには頭を速く回しすぎてはいけないんです。
たとえば民俗学の研究とか、戦争体験者を追ったドキュメンタリー映画の取材を想像してください。
おじいちゃん、おばあちゃんの話を聞いたことがある人はよくわかると思いますが、聞き役をやっているときに頭の回転を速くしてしまうと「こういうことですよね」「そういうことですよね」と営業マンみたいに合いの手を入れてしまうんですね。
おじいちゃん、おばあちゃんの話を聞いたことがある人はよくわかると思いますが、聞き役をやっているときに頭の回転を速くしてしまうと「こういうことですよね」「そういうことですよね」と営業マンみたいに合いの手を入れてしまうんですね。
そうすると、相手は話すのが面倒くさくなって、「ああ。そうですよ」とイエスかノーでしか答えなくなってしまいます。
すると結局、本人が自分の言葉で語ろうとしていたことが聞けなくなっちゃうんです。
すると結局、本人が自分の言葉で語ろうとしていたことが聞けなくなっちゃうんです。
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