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すでに「いっしょにいる時間を減らす」という究極の対処法も試していますよね?
そこまで割り切ったのにまだ解決しないんだから、ちょっと荒療治で考えてみます。
20代のカップルなら、相手がいかに「いい人」でも、すでに別れてると思うんですよ。
いっしょでいることがしんどくて、「いっしょにいる時間」を減らそうと思っているなら、それは別れへのカウントダウンです。
でもあなたの相談には「離婚」という文字がない。
世の中には「離婚したほうが幸せなのに、なぜか離婚できない夫婦」が数多く存在します。
もちろん「こんなしょーもないことで離婚?」と考えるかも知れませんが、離婚の大部分は「しょーもないこと」をガマンできないからです。
逆に「しょーもないこと」にガマンできているのには、なにか理由があります。
恋愛感情だったり、育児していたり、あるいは経済事情だったり。
あなたが離婚を考えないのは、こういうなにか理由があるはずです。
言い過ぎかも知れませんが、あなたがガマンしているのは、「無力だから」じゃないですか?
離婚したら、どうやって生きていけばいいのかわからない、と思ってるからじゃありませんか?
「私が稼いでないから、仕事がないから、世間体を気にするから、この人といっしょにいるしかないんだ」
これがイライラの自己負担分です。
すると「相手がイヤ」と同じだけ「自分のふがいなさ」を実感できます。
イライラより「私、なにかしなくちゃ」と思えるようになります。
岡田斗司夫のニコ生では言えない話
岡田斗司夫の解決!ズバっと 2015/10/11
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おはよう! 岡田斗司夫です。
昨日のメルマガで朝日新聞『悩みのるつぼ』の相談文をお届けしました。
今日は、いよいよ回答文もお届けします
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相談 「夫にイライラする」
60代半ばの女性です。
人に相談しても仕方ないなと思いつつ、岡田斗司夫さんの回答にはいつもなるほどと思います。
で、ここでひとつ相談したいと思い、筆をとりました。
よくある話ではありますが、61歳の夫がうっとおしいし、いけないと思いつつイライラしてしまうという相談です。
私の今の解決法は、そばにいる時間を極力少なくする、というものです。
夫はさみしそうです。
でも、いらない余計なことを言ったり、してほしいことはしないではなく、できない、すぐイライラする、体重を減らさないといけないのに何でも食べたがる、こちらの言うことにはいろいろと理屈をつける!など目に余ります。
夫はまだ仕事をしているのですが、家にいる時間が昔より長くなったため、夫も家の中のことがいろいろと目についてきたのだと思います。
自分が家事をやるのではなく、テレビで仕入れた家事についてのミニ知識を、さもすべてわかっているかのように人に伝えるのです。
知ってますよ!
じゃあ、あなたやってみて下さい!
です。
夫はいい人です。
ですので、何とか自分のイライラをかわせたり、沈めたりする方法を教えていただけないでしょうか。
たぶん、大勢の主婦がきっと悩んでいると思います。
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岡田斗司夫の回答文
すでに「いっしょにいる時間を減らす」という究極の対処法も試していますよね?
そこまで割り切ったのにまだ解決しないんだから、ちょっと荒療治で考えてみます。
20代のカップルなら、相手がいかに「いい人」でも、すでに別れてると思うんですよ。
いっしょでいることがしんどくて、「いっしょにいる時間」を減らそうと思っているなら、それは別れへのカウントダウンです。
でもあなたの相談には「離婚」という文字がない。
世の中には「離婚したほうが幸せなのに、なぜか離婚できない夫婦」が数多く存在します。
もちろん「こんなしょーもないことで離婚?」と考えるかも知れませんが、離婚の大部分は「しょーもないこと」をガマンできないからです。
逆に「しょーもないこと」にガマンできているのには、なにか理由があります。
恋愛感情だったり、育児していたり、あるいは経済事情だったり。
あなたが離婚を考えないのは、こういうなにか理由があるはずです。
言い過ぎかも知れませんが、あなたがガマンしているのは、「無力だから」じゃないですか?
離婚したら、どうやって生きていけばいいのかわからない、と思ってるからじゃありませんか?
「こんな人といっしょに暮らさなければいけない、自分への無力感」
これがイライラ感情を起こす本質です。
そして本質さえわかれば、「イライラ感情」への対処は可能です。
そして本質さえわかれば、「イライラ感情」への対処は可能です。
「イライラ感情」の総量は変えられません。
でも、いまは相手負担が80%、自分負担が20%ぐらいになってると思います。
せめて50%は自分が負担しましょう。
せめて50%は自分が負担しましょう。
「私が稼いでないから、仕事がないから、世間体を気にするから、この人といっしょにいるしかないんだ」
「欠点はあるけど、この人はいい人。なのに私はこの人が嫌い。私はイヤな女だ」
これがイライラの自己負担分です。
すると「相手がイヤ」と同じだけ「自分のふがいなさ」を実感できます。
イライラより「私、なにかしなくちゃ」と思えるようになります。
あなたのイライラは、思春期のイライラです。
「親にイライラする。家を出たい!」とあなたの若さが叫んでる証拠です。
「親にイライラする。家を出たい!」とあなたの若さが叫んでる証拠です。
イライラ感情を、自分を変えるチャンスに変換してください。
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