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「ユニバーサル・トークは『戦闘思考力』で完成する」
確かに、持って生まれた才能や環境によって個人差はありますが、鍛えることはできます。
岡田斗司夫のニコ生では言えない話
岡田斗司夫の解決!ズバっと 2015/10/05
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「ユニバーサル・トークは『戦闘思考力』で完成する」
本書のタイトルは『頭の回転が速い人の話し方』ですが、いよいよこの第3章からその核心部分に迫ります。
「じゃあ第1章、第2章は関係ないじゃないか!」と思われるかもしれませんが、「ユニバーサル・トーク」を理解せずに頭の回転力を鍛えるのは、野球のルールを知らずにピッチング練習ばかりしているようなもので、実戦では使い物になりません。
とはいえ、ユニバーサル・トークを理解したところで、頭の回転力がないのでは、まともなピッチングやバッティングができずして野球をするようなもんです。
やはり、一瞬でその場の力関係を読み取る察知力とか、臨機応変に切り返せる能力がなければ、ユニバーサル・トークの基本である共感のシステムも絵に描いた餅になってしまいます。
どんなに優れた武器も、それを使いこなすための腕力がなければ役に立たたないし、定期的にメンテナンスをしないとびついてしまいます。
では、ユニバーサル・トークにおける「腕力」とは何でしょう?
ユニバーサル・トークが自動車だとしたら、エンジンとは何でしょう?
それが「戦闘思考力」です。
詳しくは次項以降に説明しますが、頭の回転を速くしたり、遅くしたりする、つまり思考のスピードを上下させ、場の空気を察知し、臨機応変に話すことができる能力なんです。
頭の回転をコントロールすることなんてできるのか?
と思われるかもしれません。
と思われるかもしれません。
確かに、持って生まれた才能や環境によって個人差はありますが、鍛えることはできます。
『HUNTER×HUNTER』から生まれた「戦闘思考力」
「戦闘思考力」というのは聞き慣れない言葉ですが、当たり前。これも僕の造語です。
僕が好きな「週刊少年ジャンプ」の漫画『HUNTER×HUNTER』(冨樫義博・作)の中で「戦闘考察力」という言葉が登場します。
15巻、主人公ゴンを鍛える師匠ビスケが、修業中の彼を見つめながら、こうつぶやきました。
敵を観察し分析する力
そして敵を攻略するための手段を戦いながら瞬時に考える力
すなわち戦闘考察力!!
様々なタイプの敵と戦わねばならない念での戦闘…
そこで最も大切な戦闘技術とは〝思考の瞬発力〟!!
「いかに対処するか」をすばやく幾通りも考え取捨選択し
適切な対処法を実行に移すまでの刹那!!
まずは考えることに慣れ
それを限りなく反射へと近づける訓練!!
僕はこれを読んで、面白いなあと思いました。
▼戦闘思考力とはすなわち思考の武道
経験値が低い人間が戦場でどうやって生き残るのかというと、闘いながら考えるしかありません。
サッカー日本代表元監督のイビチャ・オシム氏が「走りながら考える」サッカーを目指していたそうですが、それに通じるところがあるはずです。
サッカー日本代表元監督のイビチャ・オシム氏が「走りながら考える」サッカーを目指していたそうですが、それに通じるところがあるはずです。
いざ闘いがはじまれば、「こんな敵が来るだろう」とか、「こういう技をやって」「こんな弱点があって」とかを、あらかじめ調べたり、メモを見ながら闘うような暇は絶対にない。
そんなことをやっちゃったら考える前に死んでしまう。
そうじゃなくて、闘いながら考えて、最適の手順を頭の中で瞬間的に組み立てなきゃいけません。
この戦闘技術を、僕たちが生活したり仕事するときの「頭の使い方」にまで落とし込んだのが戦闘思考力です。
戦闘思考力とは本来、アイデアを出すときや、今の僕みたいに文章を書くときにも、人と話すとき、相談に乗るときなどの対話にも使えるメソッドです。
◎ とっさに振られても、面白いことが言えるようになりたい人。
◎ 会議やコンペで、一目置かれる存在になりたい人。
◎ 自分だけではなく、相手も引き立たせるトーク術を覚えたい人。
そうしたニーズに応えるために特化した「思考の武道」です。
頭の回転が速い人の話し方
――あなたの会話力が武器になるユニバーサル・トーク×戦闘思考力
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