岡田斗司夫の解決！ズバっと 「緊急地震速報に飽きた」

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岡田斗司夫のニコ生では言えない話

　岡田斗司夫の解決！ズバっと　2015/08/05
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おはよう！　岡田斗司夫です。
メルマガ読者の方から、多数質問をいただいています。
かたっぱしから答えてみましょう。

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「緊急地震速報に飽きた」
ラッカムさん／32歳

　今週、久々の緊急地震速報を聞いてびっくりしましたが、正直、びっくりはするんですが最近は、身の安全よりもTwitterを見るようになりました。
　良くないと思うのですが、今週の地震の時、岡田さんはどうしましたか？

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　その地震があったときは、飛行機に乗ってたから気がつかなかったんだ。
　グラッと地震がきたからといって、気にせずそのままTwitterを見ちゃうって事だよね。

■10年以内に日本で大地震が起こる可能性は90%

　つまり、地震があまりない時だったら、あわててテレビを見たり、ラジオを聞いたりする。
　でも今は地震が日常の中に入ってきちゃった。

　関西の番組で、藤井聡さんと週に1回ぐらい会っているんだ。
　藤井さんから、どれぐらい日本が今、地震で危機的な状況にあるのかを聞いた。

　南海トラフ沖地震が起こる確率は、この2,30年で70％。

　首都直下型地震が起こる確率が、この20年で70％。

　同じようにまた日本海地震が起こる確率が、この2,30年で70％。

　それぞれ70％なんだ。
　「30年以内に70％」しかないけど全部合計して、どれかが起こる確率になると、「10年で90％」になってくるわけだよね。
　こうなってきたら、無事な所なんか無いよ。

　「高知県に逃げたイケダハヤト、大丈夫なのか？」（コメント）

　

　大丈夫なハズがないよ（笑）

■地震も怖いけど、火山噴火も怖い！

　地震が起きたら、火山噴火が一緒にあるかもしれない。
　火山噴火は、「最大の環境汚染」と言われてるんだよね。

　19世紀末、「クラカタウの大噴火」という火山噴火が起こったんだ。
　この火山灰が落ち着くのに20年ぐらいかかって、5年ぐらい地球の温度が下がって冷害となった。
　いわゆる作物が取れない状況が発生した。

　日本で火山噴火があったら、日本周囲に空気の粉塵が増える。
　それによって冷却は進んじゃうね。

　地球温暖化っていうんだけど、2010年ぐらいから太陽黒点の数が減ってきている。
　地球気温は徐々に下がりだしてるんだよな。
　氷河期ほどではないけど、これから20年から50年ぐらいは温度が下がり続ける。

　多分、日本のどこかで大型地震と同時に火山噴火が起こると、日本全土が良くないと思うよ。
　「じゃあ、どこなら安全か？」と言っても、こんなに大陸プレートがぶつかってる所に住んでたら、あまり安全な場所はないんだよね。

　藤井さんも言ってることなんだけど、日本は200年から300年の安定期があって、数十年間の地震期があって、また300年ぐらいの安定期があって……、これの繰り返し。

　今は300年の安定期が終わって、数十年の地震期に入ってる。
　なので、「これから数十年間は、地震はあるものと考えた方がいい」って言ってます。
　俺も専門家じゃないから、「ある程度、専門家の人の言ってることを鵜呑みにするしかない」と言ってる。

　地震が起こってもTwitterを見るのは、気持ちの上では落ち着いていいかもしれない。
　でも油断はやめた方がいいよ。
　災害に対しての心は忘れないようにしてください。

【まとめ】

　これから数十年の日本は地震期に入っています。
　日本全国に安全な場所はないと思ってください。
　Twitterを見るのもいいですが、災害に対しての油断はしないで下さい。