この順位、おわかりだろうか?
1位 上戸彩
2位 杏 桐谷美玲 山本美月
3位 綾瀬はるか 有村架純 大島優子 武井咲 広瀬すず 本田翼
4位 ローラ 木村文乃 指原莉乃
オリコン発表による、2015年上半期の女性タレントCMランキングだ。
言い換えると、「いま、もっとも旬の女性タレント」ということになる。
企業のCMに起用すると、イメージがあがる女性たち。この女性タレントさんを起用すると、「あ、旬のヒトを押さえている。さすがだな」と視聴者に思ってもらえる。
これがランキングにあらわれている。
CMの企画は放送の数ヶ月前だし、ランキングは過去半年のデータだ。
だからこの順位は「いま」とは言い切れないけど、かなりの説得力があるよね?
じゃあ、このランキングの逆は考えられるだろうか?
つまりCMに起用すると「なんで?」と思われてしまうタレントさん。
まさか田代まさしをCMに起用する一流企業はないだろう。
だからそういう「なんで?」という意味じゃない。
「あれ? この企業、ちょっとセンサー鈍いんじゃない?」
「いま、この人を旬だと思ってるの?」
というような、
「CMに使うとダサい芸能人」
を考えてみた。
これ、もちろん僕の勝手な思い込みだから、オリコンのような統計データをベースにしていない。
あくまで個人的な偏見と印象だけ。
だから拡散しないで欲しい。
ここだけでこっそり読んで、数秒後には忘れて欲しい。
岡田斗司夫が勝手に考える「CMに使うとダサい芸能人」
まず女性タレント部門。
僕が思うに、いま「きゃりーぱみゅぱみゅ」を使うのは、ちょっとずれてると思う。
きゃりーは実は子どもに人気がある。
コンサートは親子連れで満員だし、中身もまるでアミューズメントパークみたいなショーアップされているらしい。
でも、いまのCMでのきゃりーの使われ方は「若者に人気の、きゃりーぱみゅぱみゅを当社は押さえてますよ!」というニュアンスが多い。
いやいやいや、そっち系の「若者文化」「デジタル文化」は、そんなひとくくりにできないし、違ってますから。
きゃりーぱみゅぱみゅの正しい使い方は、「妖怪ウォッチ」と似た方向、つまり来年のコンビニ恵方巻きの宣伝とかのほうが“正しい”んじゃないのかなぁ。
では男性タレント部門。
これはもう、EXILEさんで決まりでしょう。
CMでのEXILEの使われ方は「The 兄貴!」だ。
国民男性全員があこがれるアニキといえばEXILE。
そういう思い込みで使われてるみたいだし、どうも本人たちもそういう気分でいるような気がする。
でないとあの演技力でドラマの主演、受けるはずがない。
しかし、国民の目線は、もうちょっとずれている。
なんというか「珍獣」を見るような目線、というのが入っている気がする。
前述の「むりやりなドラマ主演」で発生した違和感をさらに加速させたのが、例の「マッドマックス映画CM」だ。
「マッドマックス 怒りのデスロード」のアクションシーンに、ぶつ切りでEXILE・AKIRAが客席から感想をつぶやく。
しかし、映像があまりに凄いので、逆に「単に客席に座っているだけのAKIRA」を見せちゃうと客は引いてしまう。
あの予告編CMで「あれ?EXILEってダサくない?」という感性が生まれつつある(気がする)
もちろん、CM作ったヒトにそんな意図はない。
「国民的アニキを起用しました」というドヤ顔が見えるようだ。
以上、勝手な感想ばかり並べたけど、継続すると違うかもよ。
ALSOKのCMに最初、オリンピック選手の吉田沙保里を使ったときは我が目を疑ったし、正直なはなし、起用した側の正気も疑った。
しかし何年も続けていると、逆に「ALSOKはこれでなくちゃ!」「吉田沙保里の新しい魅力、ありがとう!」という気分になれた。
きゃりーぱみゅぱみゅやEXILEも、ALSOKみたいに続けたら面白くなる場合もあるから、担当者は信念をもって続けてください。
以上、情報サイト『探偵ファイル』よりお届けしました。
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