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岡田斗司夫のニコ生では言えない話
 岡田斗司夫の解決!ズバっと 2015/06/17
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おはようございます。

今日は『解決!ズバッと』はお休み。
情報サイト『探偵ファイル』に掲載したコラムをお届けします。


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「たったひとりで月に1億円、稼ぐ人たちの話」(後編)

(元記事はコチラから)

(前号からの続き)

 ニコニコ生放送で番組をやっている人は、すでに数千人。
 ひょっとすると数万人は存在します。
 彼らはニコ生を放送する主、略して生主(ナマヌシ)と呼ばれています。
 あのドローンで逮捕された15歳のノエル君も、生主の1人です。

 生主たちは僕やホリエモンさんと違い、すべて無料で番組を公開しています。
 YouTube動画で有名な人、いわゆるYouTuberたちも、その大部分は無料で番組を作り、公開しています。

 観てくれる数十万人の、ほんのひとにぎり、0.00数パーセントのYouTuberのみが生活費を稼いでるわけですね。
 あのノエル君も、もうすこし慎重ならば、もうすこし社会常識があれば、もうすこしガマン強ければ。
 ひょっとして、この「有料と無料の壁」を乗り越えられたかもわかりません。

 どちらにしても、ゴールドラッシュの時代は来てしまいました。

 小説を書いて、文芸誌に投稿する。
 マンガを描いて、出版社に持ち込む。
 映画監督になりたくて、専門学校に行く。
 タレントになりたくて、オーディションを受けてテレビに出たいと夢見る。

 もう、そんな効率の悪い手段をとらなくても、いいんです。

 面白い小説が書けたなら、自分のブログで発表すればいい。
 マンガが書けるなら、投稿サイトで公開しちゃえばいい。
 スマホで映画を撮って、YouTubeにUPすればいい。
 生主になって、視聴者に直に語りかけたり歌ってみればいい。

 逆に言うと、いまや出版社に持ち込んだりタレント事務所に所属したがるのは、「自分の才能に自信が無いから、オトナにプロデュースして欲しがる」ような負け組の予備軍と言えるかもしれません。

 アメリカの大学では成績の最優秀者はまず起業を考えます。
 「超A級」の人材は、就職よりも自立を望みます。
 ジョージ・ルーカスも、宮崎駿も、庵野秀明も、スティーブ・ジョブズも。
 みんな「自分の好きなことをするためには、自分のスタジオや会社を持つしか無い」とわかっていました。

 たった一人で毎月1億円かせぐ。
 そういう仕組みを知りたければ、今夜はテレビを消して、スマホでニコ生をご覧になってください。

以上、情報サイト『探偵ファイル』よりお届けしました。
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