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岡田斗司夫のニコ生では言えない話
岡田斗司夫の解決!ズバっと 2015/06/01
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「今年観たサイテー映画について」
(元記事はコチラから)
新宿にできた新しい映画館・TOHOシネマズ新宿に行ってきました。
屋上に等身大のゴジラがあって、ちょっとワクワクしました。
・TOHOシネマズ新宿屋上等身大ゴジラ
でも、こないだのコラムでも書いたとおり、2015年の現在にとって初代ゴジラの設定身長50メートルは小さすぎますよね。
で、TOHOシネマズ新宿で『セッション』を観てきました。
いや、すばらしかった。
すばらしいかったんだから、そのまま家に帰ればよかったのに、調子に乗って映画をハシゴしたのが大間違い。
近所の新宿ピカデリーで『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』を観てしまったんです。
これがもう、本当にひどかった。
面白くない映画、というのは存在するけど、このパトレイバーはそういうレベルではありません。
なんというか、映画ではない、という感じかな?
たとえば先週観た『龍三と七人の子分たち』は、単なる面白くない映画、です。
北野武が手を抜いたのか、それとも映画ギャグの才能はもともとそんなに高くないのか知りませんが、いちおう映画にはなってる。
単に面白くないだけ。いわば、「美味しくない料理」です。喰えないとか、腹を壊すわけじゃない。
その前に観た『暗殺教室』は、なんというかスタッフのいろんな面での非力さが惜しい作品でした。
あと予算が数倍あれば、あとスケジュールが何倍かあれば、なんとかなった「面白くない映画」でした。
・・・といろいろ考えてみると、「ダメな映画」「サイテー映画」にも存在価値はある気がしてきました。
たとえば連休前に観た『イン・トゥ・ザ・ウッズ』とか『ジュピター』、もうな~んにも覚えていません。
面白くないわけじゃない。映画館の中では、観ている最中はそこそこ以上に楽しめたはずなのに、見事に記憶に残っていない。
しかし先日のパトレイバーは、いやそういう意味では昨年観た『超高速参勤交代』も『チャンス』も、わりと印象強く覚えている。
間違いなくダメ映画なんだけど、ヘタに出来の中途半端な映画よりも、いっそ思い出に残ってしまう。
不思議なもんだなぁ、と思いながらライムスター宇多丸さんのラジオを聞くと、口を極めて『エイプリルフールズ』を罵っていました。
30分近く罵詈雑言を浴びせている宇多丸師匠は、なんだか普段のシネマウォッチメンコーナーよりも楽しげでした。
情報サイト『探偵ファイル』よりお届けしました。
「バックナンバーはこちら!」
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新宿にできた新しい映画館・TOHOシネマズ新宿に行ってきました。
屋上に等身大のゴジラがあって、ちょっとワクワクしました。
・TOHOシネマズ新宿屋上等身大ゴジラ
でも、こないだのコラムでも書いたとおり、2015年の現在にとって初代ゴジラの設定身長50メートルは小さすぎますよね。
で、TOHOシネマズ新宿で『セッション』を観てきました。
いや、すばらしかった。
すばらしいかったんだから、そのまま家に帰ればよかったのに、調子に乗って映画をハシゴしたのが大間違い。
近所の新宿ピカデリーで『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』を観てしまったんです。
これがもう、本当にひどかった。
面白くない映画、というのは存在するけど、このパトレイバーはそういうレベルではありません。
なんというか、映画ではない、という感じかな?
たとえば先週観た『龍三と七人の子分たち』は、単なる面白くない映画、です。
北野武が手を抜いたのか、それとも映画ギャグの才能はもともとそんなに高くないのか知りませんが、いちおう映画にはなってる。
単に面白くないだけ。いわば、「美味しくない料理」です。喰えないとか、腹を壊すわけじゃない。
その前に観た『暗殺教室』は、なんというかスタッフのいろんな面での非力さが惜しい作品でした。
あと予算が数倍あれば、あとスケジュールが何倍かあれば、なんとかなった「面白くない映画」でした。
・・・といろいろ考えてみると、「ダメな映画」「サイテー映画」にも存在価値はある気がしてきました。
たとえば連休前に観た『イン・トゥ・ザ・ウッズ』とか『ジュピター』、もうな~んにも覚えていません。
面白くないわけじゃない。映画館の中では、観ている最中はそこそこ以上に楽しめたはずなのに、見事に記憶に残っていない。
しかし先日のパトレイバーは、いやそういう意味では昨年観た『超高速参勤交代』も『チャンス』も、わりと印象強く覚えている。
間違いなくダメ映画なんだけど、ヘタに出来の中途半端な映画よりも、いっそ思い出に残ってしまう。
不思議なもんだなぁ、と思いながらライムスター宇多丸さんのラジオを聞くと、口を極めて『エイプリルフールズ』を罵っていました。
30分近く罵詈雑言を浴びせている宇多丸師匠は、なんだか普段のシネマウォッチメンコーナーよりも楽しげでした。
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