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岡田斗司夫の解決!ズバっと「母が余命3ヶ月でも何も感じない」(前編)

2015/05/08 06:00 投稿

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  • 愛人とはズボッと
  • 自分の問題棚上げ人物
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岡田斗司夫のニコ生では言えない話
 岡田斗司夫の解決!ズバっと 2015/05/08
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おはよう! 岡田斗司夫です。
メルマガ読者の方から、多数質問をいただいています。
かたっぱしから答えてみましょう。

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「母が余命3ヶ月でも何も感じない」
まっつんさん/30歳/会社員/ブロマガ会員

 友人の質問代筆です。

 実家で両親と同居していますが、先日、母が末期癌で余命3か月だと告げられました。
 普通であれば、悲しむべき出来事なのでしょうが、母の告白を聞いても特に何も感じませんでしたし、母に対して特別に何かしようとも思いません。
 親子仲は良くも悪くもなく普通だと思うのですが。こんな僕は異常なのでしょうか。

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 代筆ということなので、本人に訴えようがないと思うんですけど。

 30歳の時に「母親が癌で余命3ヶ月だ」って聞いたら、取り乱すほどショックを受ける人もいるだろうし、あなたみたいに実は何も感じないという人もいると思います。


■大人になると親の死は、それ自体がショックではない

 こういうときは僕自身の話をするしかないね。

 僕も、父親と母親、両方を癌で亡くしたんですね。
 でも、死んだって知らせが届いた時は、正直、それほどショックじゃなかったんです。
 やっぱり、父が死んだということについてブワッと来たのは、2年くらい経ってから。

 大人になると親の死っていうのも、”死んでしまったことへのショック”じゃあないんですよね。
 よく言うような「これをしてあげられなかったな」「こんなこと言われた時に、あんなふうに言い返しちゃった」みたいな後悔って、別に生きてる内から感じることがあるので。


■ショックは数年後、唐突にやってくることがある

 じゃあ、"親が本当にいなくなった"ことについて、どのタイミングでショック受けるのか?

 僕も意外な時に来たんですよ。
 たしか、テレビ収録の楽屋で待ってる時に、フッと「ああ、そうだ。お父さん死んだんだ」って頭によぎって、そこで30秒くらい「あぁ……」となったことがある。
 その時、「親の死が何年かしてから来る」というのはコレかってわかったんですけど。


 なんか、いわゆる“絵になるようなショック”は来なかったんですよね。
 死んだときに、涙が止まらないってこともなかったですし、父親が死んで、2,3日して遺品を見て、急に涙がボロボロっていうのもなくって。

 本当になんでもない日常の仕事の合間のところで、「あぁ……」という喪失感みたいなのが来たことはあったんですけど。

(次号へ続く)


【まとめ】
 もちろん、親の死にショックを受ける人もいるけれど、世の中にはそうでない人もいます。
 岡田斗司夫も親の死を聞いたとき、ドラマみたいなショックは受けませんでした。
 

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コメント

とてもよくわかります。

No.1 116ヶ月前
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