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メルマガ読者の方から、多数質問をいただいています。
かたっぱしから答えてみましょう。
「人間として認知されない」
人間として認知されなくなってしまった。生活保護を受理されづらくなった。どうすればいい?
※この回答は2011/10/26に放送された『ニコ生シンクタンク』内の1コーナー、『なりすまし人生相談』を文章起こししたものです。
このコーナーは「特定の人物に”なりすまし”て勝手に作られた相談文に岡田斗司夫が答える」という趣旨の一種の戯れであり、当然のごとく、ここで質問者とされている方からの相談ではありえません。
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(前号からの続き)
昭和20年代前半までは”覚醒剤”は合法的な代物だった。でも、昭和26年に非合法になっちゃったんだ。
でも、その頃の日本は高度成長時代なわけじゃん? 日本人はバリバリ働きたかったわけだから、そのために、"冷たいもの"って言われた覚せい剤やヒロポンを腕に打ってでも、みんな働きたかった。
それの入手先としても暴力団が欲しかった。
その次に、昭和33年に赤線防止条例があって、売春が非合法化された。
だけど、売春が非合法化されたからと言って、性風俗に行く人がいきなり減るわけじゃないんだ。「へえ、売春が非合法化されたの。じゃあ、もうやめた」なんて、人間はならないわけだよな。
だから、今、暴力団にはいくつもの包囲網が張られている。
そしてどんな仕事をやっても、暴力団は逮捕されるようになってくる。
これはたぶん、マフィア化するための布石を1個ずつ打ってるようなものだと思うんだけども。
解答はどうだろうな……出島でも作る?
あらゆる意味で禁止するんではなく、その中で、隔離することによって一般人との接触なくすわけだ。電話とかネットも、かなり制限するなり、見張るなどする。
そこで真当な商売を見つけて、こちら側の世界入りたいヤツがいるんだったら受け入れてやる、みたいな形でやった方がまだいいかもしれないな。
俺が考える”暴力団特区”はそれぐらいだよ。
「そんなヤツらも彼らだけで生活をさせられた瞬間に、いかに合理的で民主主義な体制を生み出すようになったのか?」が書いてるから。
何かを解決するために、「それを絶滅させよう」と思ってる時は、それの出口みたいなものをとりあえずは与えた方がいいと思うよ。
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