山田玲司さんのニコ生番組にゲスト出演したとき、怒涛の質問『キラークエッチョン』に答えました。そのQ&Aの様子を、連載でお届けします。
山田玲司さん/48歳/漫画家/「これは読んでおけという本を教えてください。」
<おっくん>
これは読んでおけという本を教えてください。
【回答】
<岡田斗司夫>
SF。やっぱりSF読まないと、男は。
<山田玲司>
ウェルズとかアシモフとか。
<岡田斗司夫>
ウェルズとかヴェルヌとか19世紀のやつは読まなくていいから、20世紀の、第二次世界大戦直前あたりから1940~60年ぐらいまでにアメリカSFの黄金期あるから、そのあたりのSF読んでおいたらいいなーと思うけどな。
<山田玲司>
功利主義的にはどんな効果があるんですか。
<岡田斗司夫>
物事を相対的に見れるから、どんなことがあっても落ち込まないし考えこまない。
だって、よその惑星からみたら僕らこういう生き物だって。
<山田玲司>
UFO乗っていますね(笑)UFO乗るための作戦の一つってわけですか。
<岡田斗司夫>
これも全部夢かもしれないってあるじゃん。その夢の68回目かもしれない。次の69回目もあるかもよって考えがあると、どんな逆境にも耐えやすい。
<山田玲司>
その時期のSFにありますね。
ちょっと仏教に繋がるところもありますね。
<岡田斗司夫>
本は、若い頃はSFなんですけども、30歳超えてからは世界史とか日本史とかで、好きな年代見つけてめちゃくちゃ詳しくなったほうが面白い。
<山田玲司>
おっくんキラキラしてる(笑)
<岡田斗司夫>
ローマ帝国好きなんですよ。ローマ帝国が何で成立して滅んだのかって分かっていると、かなり西洋文化って分かりやすくなるんですよ。
戦国時代でもなんでもいいから、何を見るにしても、あれとの対照で考えればいいのかなというマニアな時代を持っていると、そうすると30歳以降の人生は凄い楽しいから。
男の子は若い頃はSF読め。30歳越えたら好きな歴史持て。
この2つが対になっていて、SFだけだったら架空の、作者にとって都合の良い世界じゃないですか。
でも歴史は縛りが強くてどういう解釈をするかが歴史学だから、SFと歴史、2つが合わさると最強なの。
<山田玲司>
なるほどね。おっくんあれだよね、ハマっている時期あるよね。
<おっくん>
SFはまだですけど。歴史はかなり、かなりでもないですけど。
今は日本画の方に。「岡倉天心」とか。明治大正。
<山田玲司>
かなり変わっている。次行きましょう。 (続く)
【まとめ】
若い頃はSF、それも1940〜60年のアメリカSF黄金期の小説。
30歳超えたら特定の年代の歴史もの。SFと歴史の2つが合わさると最強です。
【質問出典】
キラークエスチョン (光文社新書) http://goo.gl/y2ubvU
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