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岡田斗司夫のニコ生では言えない話
 岡田斗司夫の解決!ズバっと 2014/11/12
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おはよう! 岡田斗司夫です。
メルマガ読者の方から、多数質問をいただいています。
かたっぱしから答えてみましょう。
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ああああさん/25歳/無職/必ず解決!ズバっと
「感謝されても嬉しくない」
【質問】
“良いことをして人から感謝されても全く嬉しいと思えません。
 なぜなのでしょうか…。”

【回答】
「なぜなのでしょうか…」と聞かれても困るというのが正直なところ。それは、君の心の問題だから。良いことをして感謝されたら、普通は嬉しいと思うんだけど――、大したことしてないんじゃないの?
 つまり、「人から感謝されるような事をした」と言っても、大したことをしてないから、感謝の量が足りないんじゃないのかな。”何かをして、受け取って、嬉しい”と思わない時って、「質が問題なのか」「量が問題なのか」「タイミングが問題なのか」の3つなんだ。

 まず、タイミングの問題。例えば、いい事をして感謝された。でも、感謝されるのが、1日後だったり、1年後だったり、5年後だった。こういう時の人間って、あまり嬉しくないよね。これがタイミングの問題。
 次に量の問題。自分はこれぐらいしたんだけども、返ってくる感謝が、自分の期待値の10分の1ぐらいにしか過ぎない。これも人間はガッカリする事はあっても嬉しくない。
 最後は、自分がしたことに対して、正しく解釈してくれてない。例えば、すごい問題作の漫画を描いた。自分としては、世の中の人みんながショックを受ける ような漫画を描いたつもりなのに、「子供たちの心が明るくなる漫画を描いてくれてありがとう!」みたいな事を言われると、やっぱり嬉しくない。

 このように感謝されて嬉しくない時って、「タイミングが悪い」「量が足りない」「質が違う」という3つがある。あああさんの場合は僕の直観だけど、「量 が足りない」だけなんじゃないの? つまり、大した事やってないからじゃないかなと僕は考えました。もし、この方向だとしたら、もっといい事を沢山やって みたらどうでしょうか。

 1人か2人じゃなくて、10人、20人に感謝されるような、みんなが困っていることを見つけて、やってみたらどうでしょうか。これが、量に対する解決策。
 質に対する解決策は、みんなが間違いようのない事をやる事だよね。例えば、問題作の漫画を描いたけど、こんな解釈されてしまった。これは解釈の余地があるから悪いんだ。

 毎日、公園の掃除すればいい。それは解釈の余地がないから、感謝されると思うよ。タイミングの問題は、「今日も公園の掃除した!」って、facebookに書くのが、1番手っ取り早いと思います(笑)。
 感謝されても嬉しくない場合は質、量、タイミング、この3つを考えてみてください。

【まとめ】
感謝されて嬉しくない時は、「タイミングが悪い」「量が足りない」「質が違う」という3つがあります。自分がどれに当てはまるか、考えてみてください。