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岡田斗司夫のニコ生では言えない話
 岡田斗司夫の解決!ズバっと 2014/9/7
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おはよう! 岡田斗司夫です。
メルマガ読者の方から、多数質問をいただいています。
かたっぱしから答えてみましょう。
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いやっほーさん/23歳/地方公務員/必ず解決!ズバっと
「時間をかけて何かに熱中することが苦痛・不安です」
【質問】
“「時間をかけて何かに熱中」することが苦痛・不安を伴ってしまい出来ません。
私は中学生後半の頃から自己啓発本の影響からか、時間というものに過度な価値を置くようになってしまいました。
そのため、何かに熱中しようとすると、どうしても機会損失を考えてしまい行動に移せず生きてきました。
これが悪化し、大学時代には必要な単位が勉強不足で取れなかったりと実生活に悪影響が出る程になってしまいました。
やりたいこと・やらなければいけないことを天秤に測っているうちに時間を無駄に使ってしまうことが殆どです。
どう発想の転換をすれば機会損失を気にせずやるべきこと・やりたいことに熱中し、時間を割く事が出来るでしょうか?
超ロジカルシンキンガーの岡田さん、もし良ければお知恵をお貸しくださいませ… ”

【回答】
 時間がもったいない、というのは35歳を超えてからでいいと思います。
「豊富に持ってるものを使って、希少なものを増やす」というのがビジネス成功の定理ですよね?
 自己啓発本を書いているような人は、すでに「お金よりも時間が貴重」「いまさら人生経験を増やしても意味ない」という年齢に達しています。そういう人の価値観と23歳のあなたの価値観をいっしょくたにするからヘンになる。
 時間を気にするのは、「時間がもったいないからタクシーに乗ろう」と考えるようになってからでよし。
 若い頃は、ムダに多い自由時間を湯水のようにジャブジャブ使って「無駄な経験」をできるだけ「多様に」重ねてください。