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「【ガンダム講座 第 6 回 】 板野一郎が目撃した “冨野監督と安彦良和の感動の会話”」
『機動戦士ガンダム講座』第6回。今日は第2話「ガンダム破壊指令」の後半をお届けします。
多分このペースで『ガンダム講座』をやっていたら、下手したら1年位先の話なんですけども(笑)。
それを、その席の後ろの方でアニメーターの板野一郎さんが「何だろう?」って見てた。
板野さんも、興味を持っちゃったことが周りにばれるとちょっと恥ずかしくて、皆が帰った後、夜にコソコソとコンテ見て、
「ああ、これから先、こんなふうになるんだ。ガンダムすげぇじゃんか」
「じゃあ俺も、自分のシーンだけでもちょっと気合こめてやろう」
そういうふうに思ったりしていたそうなんです。
富野さんが「ちょっと読んで」って絵コンテ持ってきて、安彦さんがその場で読むまで富野さんが立って待ってる。
読み終わって、「なんか、いいですね」って、安彦さんがちょっと声を詰まらせる。
富野さんも、目がうるうるしてたそうなんですよ。
で、「これちゃんと描いてあげたいよね」と安彦さんが言った。
富野さんが絵コンテで描きあげた時、安彦さんに見せた。
こんな話ができたから、このミハルっていう女の子はこのつもりで描いて欲しい、という意味です。
そうしたら安彦さんもそれをガッと受けて、「これはちゃんと描いてあげないと」っていうふうに言ったという話です。
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いかがでしたか?
「え?!それってどういうこと?」「そこのところ、もっと詳しく知りたい!」という人は、どんどん、質問してみて下さい。
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岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2019/05/21
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今日はニコ生「アニメ・マンガ夜話」から、5月7日分放送のハイライトをお届けいたします。
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「【ガンダム講座 第 6 回 】 板野一郎が目撃した “冨野監督と安彦良和の感動の会話”」
『機動戦士ガンダム講座』第6回。今日は第2話「ガンダム破壊指令」の後半をお届けします。
例のNHKの『ガンダム誕生秘話』がちょっと面白すぎたので、この前説でぼつぼつ話しているんですけどね。
『ガンダム』っていうのは当時、どういうふうな作られ方をしていたのかがわかるエピソードの中で、「大西洋、血に染めて」という回のエピソードがおもしろかったのでご紹介します。
第2話よりだいぶ先の話です。
第2話よりだいぶ先の話です。
多分このペースで『ガンダム講座』をやっていたら、下手したら1年位先の話なんですけども(笑)。
その『大西洋、血に染めて』の絵コンテが完成した時、富野さんが安彦さんのところへ来て、ちょっと声をつまらせながら「今すぐこれ読んで」って言ったそうなんです。
それを、その席の後ろの方でアニメーターの板野一郎さんが「何だろう?」って見てた。
板野さんはメインスタッフではなかったので、そんなに中味に口出したり、富野さんと親しく口がきけるような感じではなかったんですけど、「ガンダム、すげえな!」とその頃から思ってたそうです。
だから、実は皆が帰ってからこっそり、自分の担当でない回のシナリオを先に見たり、絵コンテを先に見たりしてた。
当時のアニメ界っていうのは、いい意味でも悪い意味でもプロ意識がハッキリしていたので、自分の担当話数以外の話に興味なんて、普通持たないものだったんですよ。
板野さんも、興味を持っちゃったことが周りにばれるとちょっと恥ずかしくて、皆が帰った後、夜にコソコソとコンテ見て、
「ああ、これから先、こんなふうになるんだ。ガンダムすげぇじゃんか」
「じゃあ俺も、自分のシーンだけでもちょっと気合こめてやろう」
そういうふうに思ったりしていたそうなんです。
その板野さんが、ある場面を目撃しました。
富野さんが「ちょっと読んで」って絵コンテ持ってきて、安彦さんがその場で読むまで富野さんが立って待ってる。
読み終わって、「なんか、いいですね」って、安彦さんがちょっと声を詰まらせる。
富野さんも、目がうるうるしてたそうなんですよ。
で、「これちゃんと描いてあげたいよね」と安彦さんが言った。
『大西洋、血に染めて』は、ミハル・ラトキエというキャラクターが大西洋の上空で死んでしまうという話です。
富野さんが絵コンテで描きあげた時、安彦さんに見せた。
こんな話ができたから、このミハルっていう女の子はこのつもりで描いて欲しい、という意味です。
そうしたら安彦さんもそれをガッと受けて、「これはちゃんと描いてあげないと」っていうふうに言ったという話です。
それを盗み見ていた板野一郎が、皆が帰った後いつものように夜中に、それの絵コンテを早速探し当てて読んだら、男泣きに泣いてしまったという。
いや、いい話だなあ(笑)。
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今夜のニコ生は
5月21日(火) 20:00~ 「機動戦士ガンダム完全講義~第8回」
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