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みなさんは連休中に『アベンジャーズ/エンドゲーム』を見ましたでしょうか。
どうですかね?
見た人、見てない人、それぞれですね。
この映画は本当に、場合分けして語るしかないんですよ。
とりあえず『アイアンマン』とか『キャプテン・アメリカ』とか、これまでのマーベルの映画を見ていないと、正直言ってしんどいんです。
前作の、2018年の3月ぐらいに映画で公開した『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』を見ていないと、とにかく何の事か分からない。
だって、一番最初の30分ぐらいで失意のスーパーヒーローが「もうダメか」と思っている所に、オレンジ色の髪の毛をしたお姉ちゃんがビューンって飛んできてさ。
それで、みんなで宇宙船に乗って、「よーし! やったろうぜ!」って言って、宇宙の果てでね、体はデカいんだけど、何かご隠居しているタダの爺さんをボッコボコに殴ってね。
それで、みんなで「むなしい」っていう感じで解散するという所から始まるから。
一体、これは何なのか(笑)。
これ、「ネタバレじゃないか?」って怒るかもしれないけど、そもそもこんな所から始まるから、ネタバレも何も無いんですよ。
これまで「強い! 強い! 強い!」って言われていたヤツらが皆で行って、一人の爺さんをボッコンボッコンにする “お爺ちゃんイジメ” から始まるから、「何だ!?」と思うんですけども。
ただ、このシリーズは全部の作品を見ると、映画が20本以上あるんですね。
なので最低限、押さえなきゃいけないリストを作ってみたんですよ。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』は、正直にいって名作なんですよ。
すごい出来が良いから、絶対に見たほうがいいんです。
けども、ただこれを「絶対に見たほうがいい!」と言いながら、さっきから僕が言いよどんでいるのは何かっていうと、17時間30分かけて準備をしなきゃいけないんですね(笑)。
17時間30分をかけて、8本の映画を見なければいけないと。
これは最低限ですよ。
最低限、見なければいけない作品ですね。
この順番で見てください。
まずは『アイアンマン』の1です。
126分。
これは大事です。
というのは、『アベンジャーズ』というのは基本的にキャプテン・アメリカが主役だと思ってみてください。
詳しい人は異論がある事は分かります。
ただ基本的にキャプテン・アメリカが主役で、それに対するライバルであり友達がアイアンマンだと思ってみておくと分かりやすいんですよね。
『アイアンマン』の1は126分あります。
それで『マイティ・ソー』は、どれか一つでいいです。
『マイティ・ソー』は、1と2と3まであるんですけども、多分、どれを見ても不完全なのでですね。
それは理想を言えば「全部 見ろ!」なんですけども、もう、どれでもいいです。
『マイティ・ソー』は、見れるやつを見てください。
ただ、見ないとちょっとしんどい。
それで『キャプテン・アメリカ』の1。
これは必ず見ましょう。
正直に言って一番大事です。
スティーブ・ロジャースという、体格がヒヨヒヨの、細くてヒョロヒョロしているアメリカ人の兄ちゃんが、「僕もナチス・ドイツと正義の為に戦いたい」と思って徴兵事務所に行くんだけど、「お前みたいなヒヨヒヨのモヤシがアメリカ軍に入れるか!」って背中をドーンと叩かれて「くやしい!」ってやっていたら、そしたら「変な実験に参加しないかね?」って言われて、肉体改造でキャプテン・アメリカになると。
ところがキャプテン・アメリカになったはいいんだけど、そんな凄い力を持ってるんだけど、やらされる事はメチャクチャ恥ずかしいコスチュームを着て、ヨーロッパ戦線での宣伝の為に、もしくはアメリカで宣伝の為に、「さあ、アメリカの若者よ、立ち上がろう!」、「ヨーロッパの人たちよ、アメリカは正義の戦いをしているんだ!」という宣伝の為に使われてしまうと。
そんな中で、実はナチス・ドイツよりも、もっと邪悪なヤツが奥にいたという事が分かる。
その中で、ちょっと時間を越えるような事が起こってしまうという、すごい いい話 なの。
この『キャプテン・アメリカ』を見ないと、実はこの『アベンジャーズ』の全体のシリーズに流れている “感情線” が分からないんですね。
誰に感情移入をすれば良くて、「どういうお話なのか?」という基本は、『キャプテン・アメリカ』を見ていないと分からないので、この作品は必ず見て下さい。
それで、『キャプテン・アメリカ』の1の次に『アベンジャーズ』という映画が公開されました。
この『アベンジャーズ』の1も必ず見てください。
それで、次に『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』。
これは1だけ見れば大丈夫です。
1だけ見ておけば、何とか大丈夫。
分かると思います。
それで『アベンジャーズ』シリーズの2、『エイジ・オブ・ウルトロン』ですね。
それで『キャプテン・アメリカ』の3、『シビル・ウォー』。
それで『アベンジャーズ』のその次の『インフィニティ・ウォー』。
これぐらいを見てください。
『シビル・ウォー』は大事です。
『キャプテン・アメリカ』の『シビル・ウォー』は、「何で『インフィニティ・ウォー』の冒頭でアベンジャーズ・チームの仲が悪かったのか?」という話です。
それで今、コメントで流れていますが、『スパイダーマン』は、最悪は見なくてもいいです(笑)。
もちろん、見た方がいいんですよ。
見た方がいいんですけども、『アントマン』と『スパイダーマン』とは最悪は見なくても何とか分かるんですよ。
・・・
『スパイダーマン』を見なくていいなんて事は無いんですけども、『スパイダーマン』も『ドクター・ストレンジ』も『アントマン』も見なくていいです。
もう、ここまでで17時間30分もあるんだからですね(笑)。
なので、『キャプテン・アメリカ』の1と、最初の『アベンジャーズ』ですね。
この2作品は流れるような展開になっているんで、これを連続で見ておけば、あとはボチボチ埋めていけばいいでしょう。
じゃあ、この17時間30分は、1066分あるんですけども。
「1066分を準備に費やして、見る価値があるのか?」って言われると、あると思います。
コメントで「『ハルク』は?」って聞かれましたけど、『ハルク』も別に見なくていいです。
「『ドクター・ストレンジ』は見なきゃダメだろ!」とコメントで言われましたけど、大丈夫!
そんな「見なきゃダメだろ」って言ってたら、全部見なきゃダメなんだから(笑)。
コメント「ここまで見る気にならない映画は初めてだ」
その気持ちは分かるけど、この17時間30分を越えたら「見て良かった!」と思うんですよ。
「あんなに辛い練習をしたおかげで甲子園に行けて良かった」と。
“辛い練習” 呼ばわりしたらマーベルに悪いんだけども(笑)。
これね、甲子園には100パーセント行けるんだわ。
『エンドゲーム』を見たら、もう甲子園なんだよ。
「甲子園に行けた! 良かった!」って感動は100パーセントあるんだけども、その為には17時間30分という。
苦行じゃないんだけども。
夏に『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』っていうシリーズ最後の作品があるんだけど。
多分、そこまで近く、最低でも二ヶ月は『エンドゲーム』はロングランすると思うから、二ヶ月かけて ゆっくり見てください。
後半の限定版では、ちょっとだけ『アベンジャーズ/エンドゲーム』の「でもね?」っていう部分を語りますけども。
合計22本の映画や、テレビシリーズを繋いでいくシナリオは、もうとにかく凄いんですよ。
「これをよくやったな!?」と思って。
とりあえず、こんな映画は今の所は空前絶後だし。
多分ね、この22本の映画とかテレビシリーズを繋ぐようなシリーズって、もう出来ないと思う。
これは一回きりの一発芸。
限定版で話しますけども、『スター・ウォーズ』も “DC” も、これは出来ないと思うので、見に行ってください。
頑張って17時間30分の楽しい修行に耐えてください。
頑張りましょう(笑)。
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