実際の映画の宣伝では、「大空への夢」とか「時空を超えた友情」とか言ってましたけどね。
違うよね。
イタリアの飛行機設計の偉い人が夢の中に出てきて、夢で話したからといって「時空を超えた友情」とか言い出したら、なんでもありですよね。
信長が俺の夢に出てきて話した。だから「俺と信長の時空を超えた友情」とか、言うわけないじゃん。
予習として見てほしいのは、堀越二郎です。
1番最初のシーン。
まだ二郎くんが子供の時、妄想の中で1人で飛行機を作る。
飛行機で村の中を飛ぶんだけど、橋の下をくぐっても誰1人二郎を見ない。
気が付かない。
しかし二郎が飛んでると、女工(女の子の工員)達だけは二郎に気がついて、
それに対して、二郎少年は手を振り返す。
で、名古屋の三菱の飛行機会社に就職します。
黒川さんが凄く怒って説教をしているのに、二郎くんはつい見てしまうんですよね。
何を見てしまうかというと、「あら、向こうに設計部の女の子がいる」と見てしまう。
その設計部の女の子と今度はすれ違う時に、また二郎くんはそっちの方を見てしまう。
凄いね。
夢を追いかけた人間、イコール、宮崎駿自身なんです。
もう本当に、自分の遺書のつもりで正直に作っていますから。
”自分” はどんな人間なのかというと
綺麗な女の子には優しくするけど、ブサイクな妹にはとことん冷たい。
そうすると言われた女の子の方は、「なんかこの男 怪しい」と思って走って逃げてしまう。
「あれ?」と思いながら、街灯の中ポツンと残される二郎。
この残酷なシーンが、ちゃんと入ってる。
なぜ無視されるのかわからないという、サイコパス的なところが自分にはあるというのを、宮崎駿はわかって描いてる。
ここら辺ですね、ちょっと注意して見てもらえれば、楽しいなと思います。
00:00 40歳以上の引きこもり61万人以上
裏放送
01:02:18 スタート
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