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「【岡田斗司夫流プラモの作り方】 完成させなくても全然かまわない」
このキットなんて、タミヤ製だから、メチャクチャ組み立てやすいんですけども。全部作っちゃうと、せっかくのカッコいい内部構造が見えなくなってしまうんですね。
このプラモデルのクライマックスは、ここなんですよ。
ここを作ったら後はどうでもいいんです。
表面を何色に塗ろうが関係ないというか、ここが見れれば。
アルコールタンクがあって、液体酸素タンクがあって、ここにロケットモーターがある。
このロケットモーターというのが、どんなに小さいか。
つまり、このX-1の時代のロケットモーターって「点火」と「停止」しか出来ないんですよ。
燃料を供給して、火をつけて加速するのと、それをストップすることしか出来ない。
いわゆる推力調整が出来ないんですね。
スイッチONとOFFしかない、簡単な仕掛けなんですよ。
そして、この燃料を後ろのエンジンに持って行くために、液体窒素のタンクがある。
このタンクに詰まった液体窒素から圧力を発生させて、それによってパイプを通じて後ろまで持っていって、このロケットモーターに供給する。
人間は、先端にちょこっと座っているだけです。
まあ、この形状は後に違うとわかって、F-104辺りからのアメリカのジェット戦闘機というのは、“エアリア・ルール” という、真ん中の翼の部分がくびれたような、独特の形になって行くんですけど。
この頃はまだ弾丸型です。
あとは僕、やっぱりもう1つビックリしたのが、さっき見せたB-29とこのX-1は、72分の1で、同スケール模型だということなんですね。
つまり、「そうか、これをこうやって吊り下げて空を飛んで、高度1万mまで持っていったんだ! こりゃあ大変だ!」というのがわかるんです。
・・・
いかがでしたか?
「え?!それってどういうこと?」「そこのところ、もっと詳しく知りたい!」という人は、どんどん、質問してみて下さい。
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岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2019/01/03
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「【岡田斗司夫流プラモの作り方】 完成させなくても全然かまわない」
さっきも言ったように、プラモデルって「全部作らないとダメ」と思っている人も多いんですけど。
たとえば、これも前回に話した、『ライト・スタッフ』でチャック・イエーガーさんが音速を突破した“X-1”です。
いわゆる “人類初の超音速機” というやつなんですけども。
このキットなんて、タミヤ製だから、メチャクチャ組み立てやすいんですけども。全部作っちゃうと、せっかくのカッコいい内部構造が見えなくなってしまうんですね。
僕が軽く作ってみたのがこれです。
このプラモデルのクライマックスは、ここなんですよ。
ここを作ったら後はどうでもいいんです。
表面を何色に塗ろうが関係ないというか、ここが見れれば。
アルコールタンクがあって、液体酸素タンクがあって、ここにロケットモーターがある。
このロケットモーターというのが、どんなに小さいか。
つまり、このX-1の時代のロケットモーターって「点火」と「停止」しか出来ないんですよ。
燃料を供給して、火をつけて加速するのと、それをストップすることしか出来ない。
いわゆる推力調整が出来ないんですね。
スイッチONとOFFしかない、簡単な仕掛けなんですよ。
そして、この燃料を後ろのエンジンに持って行くために、液体窒素のタンクがある。
このタンクに詰まった液体窒素から圧力を発生させて、それによってパイプを通じて後ろまで持っていって、このロケットモーターに供給する。
人間は、先端にちょこっと座っているだけです。
・・・
もう、ほとんど弾丸に近い形、いわゆるライフル弾のような形してます。
これはなぜかというと「超音速の近辺で空気の壁はどのように影響するのか?」ということが全くわかってなかったので、とりあえず弾丸の形にすればいいだろうと思ったからなんです。
まあ、この形状は後に違うとわかって、F-104辺りからのアメリカのジェット戦闘機というのは、“エアリア・ルール” という、真ん中の翼の部分がくびれたような、独特の形になって行くんですけど。
この頃はまだ弾丸型です。
この模型のクライマックスは「エンジン、メッチャ小さい!」ってところなんですよ。
だって、ナチスドイツが開発したV-2号は、ちゃんと推力のコントロールが出来たんですから、ドイツの科学者をもっと使えばいいのに、アメリカだけのオリジン勝負でやっちゃったもんだから、こんなセコいロケットエンジンで、この小さい機体を加速させることしか出来なかった、と。
あとは僕、やっぱりもう1つビックリしたのが、さっき見せたB-29とこのX-1は、72分の1で、同スケール模型だということなんですね。
つまり、「そうか、これをこうやって吊り下げて空を飛んで、高度1万mまで持っていったんだ! こりゃあ大変だ!」というのがわかるんです。
・・・
実はね、こうやって組み立てて納得したところで、こいつの役割って、半分終わったところがあるんです。
こういう目的で、いわゆる “勉強のため” にプラモデルを作ってもいいと思うんですね。
いわゆる、自動車のプラモデルを買って、エンジンだけ作ってやめちゃってもいいしですね、飛行機を買って、翼の部分の “動翼” と言われる後ろ側のエルロンとか、エアブレーキの部分だけをちょっと面白いから組んでみる、という作り方でも、全然 構わないと思います。
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「え?!それってどういうこと?」「そこのところ、もっと詳しく知りたい!」という人は、どんどん、質問してみて下さい。
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