─────────────────────────────
「世界の村上隆と150万円のディスカバリー号」
マツコ・デラックスと有吉がやっている番組なんですけど。
その中に、僕の好きな特集があるんですよ。
お笑いの芸人のアンガールズの山根が、最近、家を新築したらしいんですよね。
なので、その家に置く “立派なもの” が欲しいと言い出してるんですよね(笑)。
ここで言う立派なものっていうのは、まあ、書画骨董の類(たぐ)いです。
ここで面白いのが、この山根というのが、もう清々しい “俗物” なんですよ。
つまり、芸術品を見る目があるのではなく、「有名な人が描いた」とか、「後で値段が付きそうなもの」みたいな、メジャーなものばかりを買いたがるんです。
なので、企画の中でいろいろなものを見せられて、「ああ、それ、ちょっと気に入りました」みたいなことを言うんですけど、最終的に選ぶのは、いつもメジャーなものや有名なものばっかりなんですよね。
そういうものを買わせるのが面白いという特集なんですけど。
山根も、最初はいろんな人の絵を見て「いいですね」と言ってたんですけども、結局、買ったのは、ルイヴィトンの柄にも使われた村上隆のお花が咲いたような絵だったんです。
これを買った時のポイントが、やっぱり「世界の村上隆」と言われたからなんですよ。
僕、これを見て、「村上隆って、そんなに偉かったんだ!」って思ったんですけど。
村上隆は、「岡田さん!」って話しかけてきて、「ああどうも」って答えたら、「先週のトランスフォーマーの話、最高でした! 今日の放送も見ます!」って言ってくれたんですよね。
ということで、なんかちょっと、山根に勝った気がして嬉しかったです(笑)。
まあ、それだけの話なんですけどね。
でも、今回は海洋堂のセンムから呼ばれたから行って来たんです。
僕も行って見てきたんですけども、1.6mの模型ともなると、やっぱり、これくらいのサイズになっちゃうわけですね。
これは、会場でその模型のエンジン部分を見て悦に入ってる僕なんですけど(笑)。
会場に見本として飾られていたのは “完全版” というやつなんですけど、「完全版ほどディティール詰めてないんだけど、普通の人はこれで十分でしょ?」というのが普及版なんですね。
今回のディスカバリー号は、それを超えて130万円なんですよ。
で、また、「買いますよ!」と言ったら、センムは「岡田さん、“キット” はいらないんですか?」って言う。
そう言われちゃったらキットも欲しくなるじゃないですか。
なので、「じゃあ、もう、15万円の普及版は、普段 触りまくる用に買って、130万円の完全版は、このスタジオに置いてニコ生でみんなに見せて自慢して、キットは開けて見て妄想する用に買う!」ということで、いっぺんに3つ買ってしまったんですよね。
なんか、さっきの山根の話が笑えないんですよね(笑)。
「落ち込む」というよりは、そんなに高い買い物したのって人生で初めてだから、すごい気持ち悪くなって帰って来たんですけど。
もう本当に、本当にバカですよね。
また海洋堂のセンムが、トークイベントの壇上で僕が決心して「買います!」って言ったら、「じゃあ、ちょっとくらい安くしますから」とか言うんですよ。
この時、すぐそばに西坂さんという、今回の この模型のプロデューサーがいたんですよ。
この人は、たぶん、日本で1番、世界でも3番目くらいにディスカバリー号に詳しいモデラーなんです。
「え?!それってどういうこと?」「そこのところ、もっと詳しく知りたい!」という人は、どんどん、質問してみて下さい。
番組内で取り扱う質問はコチラまで!
コメント
コメントを書く