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「岡田さん、ゲーム実況をしてください!」
なので、ゲーム実況として、実際のゲームをやりながら、ブラタモみたいにして語ってください。
すでにゲーム実況をやってる人ならば、何をやればいいかわかるはずだから。
そうやってプレゼンしていけば、その人達がやってくれると思うし、その方が手っ取り早いと思います。
まあ、そうですね。
![4fdaae6172ff31a05a31a77df30a8380af69e981](https://bmimg.nicovideo.jp/image/ch923/557066/4fdaae6172ff31a05a31a77df30a8380af69e981.png)
(パネルを見せる。「今年の目標:〇〇」と一部が紙で隠されている)
今年の岡田斗司夫のニコ生の目標は何かというと……
![c134a4e331e7ceff393cc445b9a0283a5d66abaa](https://bmimg.nicovideo.jp/image/ch923/557067/c134a4e331e7ceff393cc445b9a0283a5d66abaa.png)
(隠された部分を剥がして見せる)
“めくり”ですね。
こういった「めくりのシステムをちゃんと作っていくこと」なんです。
僕は何かを説明する時に、いつもフリップを使っているんですけど、こうやって一覧で見せると、もうオチまで全部が見えちゃうわけですよ。
それをやめて、ちゃんと“めくり”を取り入れるということをやってみようと思っています。
まあ、「今から、みのもんた の真似をする」みたいなものなんですけど(笑)。
人間というのは、フリップにめくりの部分が貼ってあったのを見た瞬間に、「このめくりの中には何が書いてあるんだろう?」みたいに、先読みしようという発想が自動的に働くんですよ。
なので、実はめくりって、“思考のガイド”に近いんですよね。
『ゼルダ』の中では、広大なマップを素早く移動するためのツールとして馬が手に入るんですけど、捕まえた馬が段々と自分に懐いてくる。
そうすると、細かく指示をしなくても、この街道に沿って勝手に走ってくれるようになるんですね。
すると、たとえば振り向いて背後を見ていても、馬は勝手に街道の上を走ってくれる。
それどころか、馬に乗りながら流鏑馬みたいに矢を射って、的とか敵を倒すことも出来るんです。
つまり、街道を走っている方がプレイする上での快感が多くなっていくんですね。
だけど、そういった思惑を、消費者には気づかせたくない。
そのために、街道というシステムを作り、「別に街道を通らなくてもいいんだけど、通ると こんな気持いいことがあるよ」という状況を作って、誘導しているんですよ。
そうやって、急に自由度が上がった瞬間に、街道を走りたくてたまらなくなるというような仕組みを作っているんです。
めくりという仕組みも、これと同じなんです。
フリップを出して、そこにめくりがあると、それまでいろんな事を考えながら見ていた視聴者たちは、一斉に「このめくりの中は何だろうか?」と、先を読もうとして、一瞬、思考が制御されるんですね。
そうすると、こういう話をする時に、すごく伝えやすくなったりするんです。
なので、「今年は、そういう“悪辣な手法”を使いながら、みなさんを思想的に統一して、俺にもっとカネを払うように仕向けてやろうかな」とか考えてるんですけど、いかがなものでしょうかね?
悪辣ですかね?(笑)。
よろしくお願いします。
「え?!それってどういうこと?」「そこのところ、もっと詳しく知りたい!」という人は、どんどん、質問してみて下さい。
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