70代男性です。
うちには犬が4匹、猫が3匹います。
そのほかにもインコ、めだか、カブトムシが多数います。
すべて、妻の衝動買いの結果です。
相談がなかったことをとがめると、「どうせいい返事をしないことがわかっていたから、こっそりするしかなかった。気持ち良く賛成してくれるなら堂々とできた。悪いのはそっちだ」ときます。
しかも、犬の散歩、餌やり、猫砂の交換など、ペットの世話は私の仕事です。
これを指摘すると「ペットはかわいいから世話をすれば癒やされるはずだ。こっちは人間の大人の男(つまり私)の世話をさせられてストレスいっぱいだ」と言います。
次々と新しいペットが欲しくなるのは、「いいなあと思うものはもっと欲しくなる。夫なんてもう一人欲しいと思ったことがない」とのこと。
ああ言えばこう言うで、この先も妻の思い通りにされてしまいそうです。
何しろ「1匹目から2匹目は迷ったしハードルが高かった。でもそれを乗り越えて2匹目から3匹目はハードルがかなり低くなった。3匹目から4匹目はもうハードルなんてない気がする」などと言っているので、末恐ろしくなります。
なんとかペットがこれ以上増えないようにする方法はないでしょうか。
できれば岡田さんのご意見を聞かせていただきたいと思います。
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普通、こういうことをされると妻が嫌いになりそうなもんですよね。
でも、あなたは妻が別に嫌いじゃない。
それは相談文を読むとわかります。
で、あなたの妻も「夫なんてもう一人欲しいと思ったことがない」ということは、あなた以外の夫は要らない、という意味かもしれません。
もしあなたが嫌いなら、妻はあなたよりペットの世話に夢中になるはずだからです。
相談文では互いの感情を書いてないのでわかりにくくなっています。
でも実は夫婦仲はとても円満、というかそれ以上だとお察しします。
こういう関係を若者用語で「ツンデレ」と言います。
本屋で蛍光色のアニメ絵が表紙の文庫本を探してみてください。
『涼宮ハルヒの憂鬱』『エロマンガ先生』あたりがよろしいでしょう。
そこには「ワガママだけど可愛い同級生や妹」に思いきり振り回される、「なぜか言いなりの気の弱い主人公」が描かれています。
あなたの妻は「ツンデレ」、つまり態度はツンツンといばりんぼだけど、心中はデレデレ甘えんぼの女子です。
対する あなたは「ヘタレ」、つまり妻に「やめろ!」と言い返せず、文句を言いながらもなぜか言いなりになってしまう中性っぽい男子です。
この関係、最近の若者なら、かなりうらやましがるんですけどね。
なかなか70才オーバーのご夫婦が「ツンデレ」とは思いつかず、思わず私も「夫婦仲が悪いのかな?」と疑ってしまうところでした。
とは言っても、現実問題としてこれ以上ペットが増えるのは困ります。
でもペットを禁じたら、妻は別の方法であなたに手間をかけるはず。
だって「ツンデレ」ですから、自分のワガママであなたがボヤきながら尽くしてくれるのがうれしいんです。
あなたの妻は「ツンデレ」だから「ありがとう」も言えない。
「あなたの心を私は癒せない。だからペットで癒されて欲しい」というホンネも言えません。
ペットがこれ以上増えないようにしたいなら、その分の手間を妻にかけるしかないでしょう。
「犬の散歩、楽しいからいっしょに行こう」と誘ってみませんか?
「ペットがこれ以上増えたら、お前と旅行とか行けなくなる」とぼやいてみませんか?
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