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「『フォースの覚醒』の特徴はとにかく上手くまとまっているところ」
とにかく、こういった、退屈しない画面作りっていうのに関しては、エイブラムスはメチャクチャ上手いです。
この時点では、まだ、悪役の“ダース・ベイダーもどき”みたいなカイロ・レンが、何を望んで、何を考えているのかよくわからないままで、謎を残している。
そして、予告編を見ていた人には、ハン・ソロとレイア姫が出るというのを知っているから、「いったい、いつ、どういうふうに出てくるんだろう?」と、ここに、さらにドキドキする感じが加わるわけですね。
やっぱり、この辺の上手さが、エイブラムス監督が重宝される理由でもあるんですけど。
たとえば、キャメロンだったら「やたらとヘリコプターみたいなメカを出す」とか、ルーカスだったら「独特なギャグのタイミング」とか、お互いに“文法上の癖”みたいなものが明らかにあるんだけど。
『アバター』の続編を作らせても上手くやるだろうし、『シン・ゴジラ』の続編をやれって言われても、ひょっとしたら上手くまとめちゃうんじゃないかというくらい、何でも出来ちゃう人なんだけど。
いかがでしたか?
「え?!それってどういうこと?」「そこのところ、もっと詳しく知りたい!」という人は、どんどん、質問してみて下さい。
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岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2017/12/26
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今回は、12月15日に行われた『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の実況放送から、ハイライトをお届けいたします。
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「『フォースの覚醒』の特徴はとにかく上手くまとまっているところ」
この“エイブラムス版スター・ウォーズ”とも言える『フォースの覚醒』は、本当に、いかに上手くまとめるのかっていうところに注力しています。
たとえば、「冒頭、惑星ジャクーに攻め込んできたストーム・トルーパーをダメロンが狙撃する」というシーン一つを見ても、とにかく上手い。
この辺りのシーンって、なんでもないように見えますけども、ストーム・トルーパーの白いスーツに周りで起きている火事の照り返しが入っていたりとか、火の粉がいっぱい飛んでいて、画面の中にちょっとした緊張感を与えているんですね。
とにかく、こういった、退屈しない画面作りっていうのに関しては、エイブラムスはメチャクチャ上手いです。
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特に、冒頭の40分の展開というのは、本当にスピーディーで面白い。
余計なキャラクターも出てこない。
メインのキャラクターはすごく少なくて、フィンとレイに感情移入して彼らを追いかけているだけで、お話が成立するんですね。
メインのキャラクターはすごく少なくて、フィンとレイに感情移入して彼らを追いかけているだけで、お話が成立するんですね。
この時点では、まだ、悪役の“ダース・ベイダーもどき”みたいなカイロ・レンが、何を望んで、何を考えているのかよくわからないままで、謎を残している。
そして、予告編を見ていた人には、ハン・ソロとレイア姫が出るというのを知っているから、「いったい、いつ、どういうふうに出てくるんだろう?」と、ここに、さらにドキドキする感じが加わるわけですね。
『フォースの覚醒』は、冒頭の40分を見る限りは、『スター・ウォーズ』の30年ぶりの続編として、もう本当に合格点というか、100点満点でいえば95点くらいの出来なんじゃないでしょうかね。
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誰一人、昔のキャラクターに頼ることなく、“新しいスター・ウォーズ世界”というのを綺麗な段取りで見せていく。
やっぱり、この辺の上手さが、エイブラムス監督が重宝される理由でもあるんですけど。
逆に言っちゃえば、この小器用さがエイブラムス独自のタッチがない原因でもあるんですよね。
ルーカスにしてもキャメロンにしても、やっぱり良いSF映画を撮る人って、“その人らしさ”っていうのがあるものなんですよ。
たとえば、キャメロンだったら「やたらとヘリコプターみたいなメカを出す」とか、ルーカスだったら「独特なギャグのタイミング」とか、お互いに“文法上の癖”みたいなものが明らかにあるんだけど。
僕が見ている限り、エイブラムス監督って、そう癖みたいなものがほとんど無いんです。
・・・
唯一、強い癖があるとしたら“上手さ”なんですね。
たぶん、何の続編を作らせても上手く仕上げることが出来る。
たぶん、何の続編を作らせても上手く仕上げることが出来る。
『アバター』の続編を作らせても上手くやるだろうし、『シン・ゴジラ』の続編をやれって言われても、ひょっとしたら上手くまとめちゃうんじゃないかというくらい、何でも出来ちゃう人なんだけど。
その分、強い個性っていうのがあんまりないんですよね。
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