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岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2017/10/20
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今回の記事はニコ生ゼミ10/08(#199)よりハイライトでお送りします。


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 「【捨てられないTシャツ・シリーズ】 世界で唯一の原子力博物館に行ってきた!」


 「捨てられないTシャツコーナー」行こうか。

 今回紹介するTシャツは、よいしょ、これだね。
 これまでは昔のTシャツばっかりやってたんだけど、これはこの前 買ってきたTシャツです。

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 原子力博物館Tシャツ


 買った場所は、アルバカーキ。

 ニューメキシコ州のアルバカーキにある『ナショナルミュージアム・オブ・ニュークリアサイエンス・アンド・ヒストリー』です。
 
 つまり原子力博物館。


 『ブレイキングバッド』でも主人公のウォルター・ホワイトが自分の相棒のジェシーとか、その友達たちと待ち合わせするのに、その「原子力博物館の前で」って言うシーンがある。


 それを聞いた大学生くらいのやつが、「なんだよそれ?そんなのどこにあるの?」って聞くんだよね。


 ウォルター・ホワイトは「え?ニューメキシコにあるアメリカで唯一の核原子力博物館だよ、知らないの?」って常識のないヤツって感じで答えるんだよ。

 普通の人間は、そんなの興味ないよね(笑)。

 主人公は、科学者だからそういうのが大好き。
 だから、そこで待ち合わせするっていうエピソードが入ってた。

 「ああ、そうだ。せっかくアルバカーキに行くんだから、その原子力博物館に行ってみよう」って思ったんだよ。


 たぶん世界で唯一って言ってもいいだろうし。

 日本でも福井にある原発に一応 博物館みたいなものはあるんだけど、それは地域の人に原発を説明するっていうのが目的だから、そんな面白いものじゃないんだ。


 このニューメキシコの国立博物館は、めちゃくちゃ面白い。

 まず外観からして、この60年代のスペースエイジデザイン。

 こういうふうなところで、ナショナルミュージアム・ニュークリアって書いてあって。すげえな(笑)。

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 博物館外観


 博物館の外には、核ミサイルとかの現物がガンガン、ガンガン置いてある。

 まあ日本人は、いない。
 子供も、いない。

 もうアメリカも科学離れが進んでいるから子供もいないんだよ。


 やっぱり1番の売り物になっているのは、まず広島・長崎に落ちた原爆だよね。
 実物はないんだけど、実物を作る時に一緒に作られたモックアップ。

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 ファットマン


 手前にあるのがガンタイプ。
 2つのウラニウムをカーンと高速でぶつけることによって、臨界量に達する。

 リトルボーイだよね。


 後ろにあるのがファットマン。

 ファットマンって、B-29に載せようとしたら、B-29の爆弾庫の中に入らなかったんだよ。
 お腹が半分ボテッと出てるような形になったから。

 それがファットマンという名前の由来なんだよ。


 ファットマンは長崎に落ちたプルトニウム型のインプロージョンタイプ。

 球形の構造で外側から火薬でガーッと爆発させることによって、プルトニウムを急速に爆縮させて、それによって臨界量に達する。


 スミソニアンではファットマンが展示されてる。
 リトルボーイが置いてある博物館もあるんだけど、2つ同時に展示しているところは珍しい。


 あと、他の場所に展示されているのは、全部後で作られた模型なんだけど、こいつは、1945年に実際に作られた予備のやつ。
 
 だから、ガワだけとはいえ、一応 本物なんだよ。


  次号につづく。

 
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