岡田:
実は最近、ラノベ脳になりまして。
ということで、ラノベがどれぐらい浸透しているのかというと、実はキリスト教新聞という新聞があるんですよ。
そこがラノベの募集を始めたんです。
向:
あはははは(笑)。
メチャクチャ面白いじゃないですか。
岡田:
対象受賞作は、キリスト教新聞で新聞連載が確約され、一巻分の連載がたまったらライトノベルとして刊行。
応募期間は9月1日から12月31日までなんですけども、いい作品があったら、その場で受賞という(笑)。
向:
あんまないよ、これ。
岡田:
すごいでしょ。
宗教不問、改宗不要という(笑)。
キリスト教に改宗せんでもいい。
それでプロ アマ不問なんですよ。
向:
へー。
プロ アマ不問は聞いた事があるけど、他は聞いた事がない。
岡田:
それで応募内容は、キャラクターと物語と目的が分かる最初の一章分。
つまり、プロローグだけでいいんですよ。
一万字って書いてあるんですけども、つまり原稿用紙で25枚やから、本当にちょっとした短編分ですね。
それだけ書いて、もう応募してくれたらいいと。
そしたら、即、連載を始めると(笑)。
向:
ゆるない?(笑)。
岡田:
そう!
キリスト教新聞ね、やたら、ゆるいんですよ。
向:
ゆるいですね。
岡田:
それでキリスト教に関する知識は、あとで弊社の方がバックアップするから、間違っててもいいですっていう。
すごいですよ。
で、何でこんな事をやるのかと思ったら、実はキリスト教モノって世界中にあってですね。
音楽でもキリスト教系のロックとか、キリスト教系ヘビメタっていうのがあるぐらいなんですよ。
それでキリスト教系のラップというのもあって。
結局それは、“キリスト教”というのをベースにした文化があって、信者がいっぱいおるから、成立してしまってるんですよ。
それで小説では『神曲』とか『罪と罰』とか。
意外なことに『レ・ミゼラブル』も一応、キリスト教系の小説って事になってしまって、世界的にはわりとメジャーなんですね。
日本ではマイナーやから。
なんでこれまでキリスト教系の小説がなかったのかの方が不思議なので、これはわりと盲点なんですよ。
向:
へー。
岡田:
…どうですか?
向:
・・・俺がですか?(笑)。
岡田:
これ、知識不問ですよ。
向:
あぁ、確かに。
応募してみようかなぁ。
『だから俺の宗教戦争は間違っている』とか、そういう事かな?
わかんないですけど(笑)。
岡田:
ラノベ脳になると、何を聞いてもラノベのタイトルに聞こえてしまうという症状ですね(笑)。
向:
へー、面白い。
ちょっと出してみたいですね。
・・・
岡田:
こういうのもあるので、今ちょっとラノベって、ホンマに来てるというか、末期症状かなっと思って。
『NAVER(ネイバー)まとめ』というのを見てみたら、“ライトに生きたい僕らのジワジワくる「ラノベ脳」”という“まとめ”が、ちゃんとあってですね。
「愛のままにわがままに僕はきみだけを傷つけない」がラノベのタイトルに見えてきたとかですね。
あと「ある日 森の中 くまさんに出会った」も。
向:
あ、確かにこれはラノベだ。
岡田:
小沢新党の「国民の生活が第一」がラノベのタイトルに見えるとかですね。
向:
だいぶんラノベ脳が進んでいますよ。
岡田:
まぁ、僕もそんな状態なんですけども。
まぁ、「にわか」「にわか」と、みなさんに言われて。
本当に“にわか”なんですけども、ネイティブではないんですよ。
で、僕からしたら向さんはネイティブ。
ラノベの世界に生きてらっしゃる。
向:
はぁ、そうですかね。
どういう事でしょう。
・・・
岡田:
一応、ラノベ脳の三段階を考えてまいりました。
ラノベ脳“にわか”。
これは僕です。
軽度障害者です。
すでに現実感を喪失していると。
しかし一応、本籍は現実にあると。
それで第二段階“ネイティブ”。
重度障害者。
本籍がラノベにあって、現実には「出張感」。
向:
なるほど!
「出稼ぎで来てるぞ!」と。
岡田:
それで3が末期患者。
“勇者”という段階で、現実はノイズまたは新ネタになっているってヤツ。
向:
はっはっは、新ネタなんだ(笑)。
岡田:
新ネタでしかないと。
で、僕なんかはまだ“にわか”なので、すでに現実は見失いつつあってですね。
家に帰ってAmazonとかHulu(フールー)とかでラノベ原作のアニメを見ているときが楽しくなりつつあってですね。
向:
あぁ、それ目的で帰りだしたら、もう当然“重度”まで行くわけですからね(笑)。
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