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岡田斗司夫のニコ生では言えない話 第22号 2013/2/25
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【今週のコンテンツ】内田樹先生、大学の学費が高いのが問題なのです。
【今週の書き起こし】「大学問題を考える~内田樹氏のブログを読んで」
【岡田斗司夫なう。】【新刊】『評価と贈与の経済学』2/22発売!目次全公開!
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◆【今週のコンテンツ】内田樹先生、大学の学費が高いのが問題なのです。
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久しぶりに大学の授業に出てみたら、みんなが見たこともない教科書を使っている。そんな悪夢を未だに見るのぞき見のミホコです。岡田が語る通り、現在の大学制度のおかげで、ダメっぷりに磨きをかけることができた青春時代だったと言えます。
そんな大学ならいらないのか?
それでも勉強のチャンスは増やすべきなのか?
それとも、せめて学費をうんと割安にすべきなのか?
今回は、岡田が語る「大学改革論」をお届けします。
この海賊放送
「大学問題を考える~内田樹さんのブログを読んで」
は、内田樹先生のブログ「内田樹の研究室~みんなまとめて、面倒みよう」 のに対するアンサーとして語られました。
資料1.田中大臣の不認可問題の影にあるもの
資料2.コンビニ化する大学と知性の危機について
同じ現状認識に立ちながら、二人の立ち位置の違いが、解決策の大きな差となってあらわれてるとことろが興味深いです。
先日発売された、内田樹先生との対談本
『評価と贈与の経済学』
の続編として楽しむのも一興です。
まずは、ハイライトからどうぞ。
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内田先生がブログで言ってることを要約します。
「今更、文部科学省がレベルが下がった大学が云々かんぬん言うのは変だ。
大学に自由競争を導入して、レベルの低い競争力のない大学を、潰れるべくして潰してしまおうじゃないか。
これはもともと、10年以上前に、経済界とか産業界の人をスタッフに入れた上で決めて始めた全体の方向性。日本国中いろんな所でやっている自由競争の波、規制緩和の波のひとつだった。」
大学のレベルが低い、だから自由競争だと15年間やった。
そのおかげで、じゃあどうなったかというと、潰れた大学なんてほとんどない。逆に、大半の大学が定員割れを起こして、そして大半の大学がどんどんレベルが下がっていった。
結局、規制緩和によって教育に新規参入した結果、学生のレベルが下がるだけ下がっちゃったじゃないか。
で、今後は新しく大学どんどん造るのやめましょうと言っている。
潰れるべき大学はつぶれるべきだと思うと今言ってるけども、(新しく大学を造らないこと)も全く同じ。これから先そんなことをやっても学生のレベルは上がらない。それよりは、そりゃ中卒より高卒、高卒より大卒のほうが学習期間が長いんだから、学習期間が長い方が、ものを学ぶチャンスが多いに決まってる。
つまり、学力が上がるチャンスがあるに決まってる」
っていうふうなことを言ってるわけですね。
で、僕の考えは、内田先生と似てるんですけども、ちょっと違うんですよ。
内田さんの最新ブログの最後の方に、『岡田さんが予言してるように授業料が20万30万という「超低価格大学」が出てくるだろう。』と説明されています。
『そういうコンビニ大学が知的なイノベーションの起点たりうるか。大学は、知性の場であり続けられるのか。』
内田先生はそれに対しては「ノー」というふうに言っている。
まあ、イエスと答えることは難しいですね。
教育機関というものの生産性というのは、サイズとか教育方法とか教育理念を異にするいくつもの大学が混在することによって最大化する。生態学的な多様性が失われるとき知性の危機が訪れる、と書かれています。
(中略)
内田さんが言ってることの原理は僕大賛成なんですよ。
でも、用語がそれぞれ違うと思います。
まず、うーん、なんだろうな、教育観とか研究機関ていうものは、多様性が大事だっていうのはその通りなんですね。
で、今逆に多様性が少なすぎるんですよ。
大学しかないじゃないですか。研究とか教育とか。そこが変なんですよ。
おまけにですね、僕根本の問題はですね、大学の学費が高いということだと思います。
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続きは書き起こしでお楽しみ下さい。
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