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岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2017/05/26
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おはよう! 岡田斗司夫です。
今回は「関ジャム 完全燃SHOW」という番組が、どんなに面白いかを話します。


今回の記事はニコ生ゼミ5/7(#177)より一部抜粋しました。

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「これは必見!完璧な教養番組『関ジャム 完全燃SHOW』」


 僕は「関ジャム 完全燃SHOW」という番組が、かなり面白いと思うんです。

 なんでこんなに勧めるのかっていうと、この番組は音楽版の『アメトーーク!』なんですよ。

 もともと担当しているプロデューサーが『アメトーーク!』をやっていたんですね。

 この番組を見ながら、「音楽界の『アメトーーク!』だな」と思ったんですけども、それはそうで当たり前でした。
 

 それと同時に、この番組は『BSマンガ夜話』の音楽版でもあるんですね。

 『アメトーーク』『BSマンガ夜話』の面白さとは何かというと、読めば分かるはずの漫画のおもしろさを、あえて考察してみたところにあるんですね。

 『関ジャム』はそれと同じで、音楽の楽しみかたを教えてくれる。

 音楽に関しては、僕たちは趣味で判断しがちなんです。

 たとえば僕はラップが嫌いで聞かないんですよ。
 J-POPもホントにほとんど聞かない。

 だけど「関ジャム」見るようになってから、「面白いじゃん」と思えるようになった。

 生放送で歌わせることをメインに伝えるのが「ミュージックステーション」

 「関ジャム」はそうでないやりかたで「アーティストが、いかに凄いか」というのを伝える。

 歌番組は、すぐに「歌ってもらいましょう」となって、それを称賛して、予定調和の世界になっちゃう。

 だけど「関ジャム」という番組は、ゲストが歌わない回や、その人たちの曲が紹介されないこともかなりあるんですよ。

 なのにすごく面白い。
 
 2016年の1月放送の回では『ゲスの極み乙女。』さんに、曲作りの方法を聞いてました。
 何とその時は「レコーディングスタジオに入ってから考える」と答えたそうです。

 プロデューサーはびっくりして、「本当にそんなことできるのか!?」と。
 そして実際にその場で短い曲を作ってもらってた。

 他のメンバーがトークしている間に、スマホで作詞して、セッションで曲を作り上げていくというドキュメントで放送したら、すごい反響があった。

 この辺りから、音楽好きの間では、「この番組は凄いぞ!」ということになってきたんです。

 僕みたいに音楽に本当に興味のない人間も、去年の5月くらいの回から「あれっ!?」とに思い始めたんですね。

 番組自体の転機になったのが、去年の6月の放送の回です。

 音楽プロデューサーとして二人を呼んで「これは敵わない」とか「思わず嫉妬すると思った曲は何ですか?」というものでした。

 二人の目の前にキーボードが置いてあって、それを弾きながら「どこが敵わないのか」を説明するというのが、めちゃくちゃレベルが高かったんですよ。

 この回、明らかに面白さのステージが、2段ぐらいガーン!と上がったんですよね。

 『マンガ夜話』で一番いい回を完全にやってる!
 
 おまけにそれを受けて驚くのが関ジャニ∞(エイト)のメンバーなんです。
 
 関ジャニ∞というのはジャニーズグループの中でも、全員が複数の楽器ができるという大変珍しいグループなんですよ(笑)。

 その関ジャニ∞のメンバーが「なるほど」と言って出してくる“たとえ”とか、納得の仕方が面白いんですよ。

 完璧じゃん、この番組!

 なんか完璧を見た驚き。

 ありとあらゆる教養番組の中で、あんなにすごい教育版番組は見たことがないんですよね。


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