今回は4月のDMMオンラインサロンの東京オフ会で出た質問をご紹介します。
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「岡田さんは、湯浅政明 監督をどう思っていますか?」
質問者:
岡田さんが湯浅政明 監督をどう思っているのか聞きたいです。
ニコ生ゼミでも『デビルマン』などニュースのトピック的に、話には出てきています。
しかし、岡田さん自身が湯浅監督の作品をどう思っているかの発言がありません。
岡田さんが内心、湯浅監督の作品についてどう思っているのか聞いてみたいです。
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湯浅監督の作品は「ものすごい!」と思うけども、ぜんぜん好きじゃないです。
ゴッホとかルノアールに近いですね。
家に欲しくはありません。
凄い絵なんでしょ?
凄さは分かりますよ?
ぜんぜん欲しくないけどね。
そういうのに近い。
今のところ、僕的には湯浅さんの最高傑作はアニメの『ピンポン』なんですよ。
それまでの作品も見てはいるんですけども、まず根本にある世界観が別に好きじゃないんですね。
漫画家だったら、「その作者の世界観も込みで好きになる」ってあるじゃないですか。
それが湯浅さんには全然ない。
そうじゃなくて、「こう見せるんだ」という演出技法とか、そっちの“好き”に近いです。
だから『夜は短し歩けよ乙女』も100%見に行きます。
だけど、初日に見に行かない程度ですね。
あれぐらい技術が高ければ、好きじゃないんですけども評価する事がで来ます。
技法とか才能が“しきい値”を突破しているから、何一つ共感できなくても感動できるんですね。
『ピンポン』の中に出てくる「天才少年がするピンポン」には何も思い入れが無いんですけども、「これは凄いな」と思う。
気の狂ったような技術のアニメと、凄い映像感覚で作っている。
『夜は短し歩けよ乙女』も何一つ興味が無いんだけども、ものすごく見事なアニメーションを見せてくれるだろうと思う。
だから“ひまわり”という花に何も興味が無くても、ゴッホの『ひまわり』を見たら「すげぇなぁ」と思うのと同じですね(笑)。
だからモチーフとかテーマには何も共感できないんですけども、技法として凄い。
興味が無いテーマのアニメを見るときは、湯浅監督レベルの技術を持って作ってくれないと、感動に達っする事ができない。
逆に、世界観やテーマ性が自分に寄っていると、技術的のもっと低くても面白がれるんですね。
【まとめ】 湯浅監督は凄いと思いますが、そんなに好きではありません。 何も共感はできませんが技法は凄いので、見事なアニメーションを見せてくれると思っています。*************************************
いかがだったでしょうか?
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