大学生活の中で生活リズムが崩れたり、何もしない時間が増えたりする中でバイタリティや向上心が減少することは事実だと思います。

けれど、若者が自分たちなりに将来のことを考えた上で選択した「進学」という成果を短期的な成長や金銭面での出費、などの視点から一面的に評価し、さも時間のムダかの様に語る記事は見ていて非常に不愉快です。
例え大学で学んだ知識が直接仕事に活かされなくても、自分なりに考え、努力し行動に移したという事実が将来の人生設計を考えるうえで、かけがえのないものとなるのではないでしょうか？

この記事を見ている学生の方々は、どうか自分の現状を、学生生活という可能性にあふれた時間を過ごせていることに感謝と誇りを持ってください。今、これからの人生について悩み、試行錯誤し、そして周囲の友人やバイトの先輩後輩と様々な経験を通して、理想の未来を思い描く上での「核」となるものを見つけて下さい。

もちろん、学歴や周囲からの評価を積み上げ、最短距離で有名進学校→国立大学とステップアップできることは素晴らしいことです。しかし、それが人生の全てではありません。
回り道してもいいじゃありませんか。効率や世間体ばかり気にして窮屈に生きないようにしてくださいね。