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おはよう! 岡田斗司夫です。
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「おすすめ本①アメリカ初の人工衛星打ち上げを成功させた女の子」
『ROCKET GIRL』(ロケットガール)
メアリー・シャーマン・モーガンという女の人の伝記本です。
「何が何でもアメリカも人工衛星を打ち上げろ」
“プロジェクト・ヴァンガード”
ヴァンガード計画が始まったのです。
地元の州立大学で化学を専攻後、オハイオにあるプラントで化学者として武器弾薬を作っていた。
でも、ここ数年のアメリカの出版業界や映画業界で「男の歴史だと思っていた戦争の歴史に女性が深く関わっていた」というのが、すごく多いんですよ。
アメリカ中の人は、本当に去年の11月までトランプが大統領になることは絶対にないと、ヒラリー・クリントンが大統領になる確率はほぼ10割と思っていたんですね。
予想を外したのは別に日本の政治評論家だけでなく、世界中の人が外したんです(笑)
あの中でも、「アメリカの歴史の中でも、実はいろんな所で女性が支えていたんだよ」という話が書かれていたんです。
いかがでしたか?
「え?!それってどういうこと?」「そこのところ、もっと詳しく知りたい!」という人は、どんどん、質問してみて下さい。
番組内で取り扱う質問はコチラまで!
岡田斗司夫のニコ生では言えない話
岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2017/01/16
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おはよう! 岡田斗司夫です。
今回は岡田斗司夫おすすめ本の紹介です。
今回の記事はニコ生ゼミ1月8日分より一部抜粋しました。
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「おすすめ本①アメリカ初の人工衛星打ち上げを成功させた女の子」
いい本を買いました。
『ROCKET GIRL』(ロケットガール)
メアリー・シャーマン・モーガンという女の人の伝記本です。
この人はアメリカ初の女性ロケット学者なんですよ。
1957年の10月に、ソ連が人類初の人工衛星「スプートニク1号」を打ち上げました。
これでアメリカはパニックになったわけです。
「何が何でもアメリカも人工衛星を打ち上げろ」
大統領の命令が下りました。
“プロジェクト・ヴァンガード”
ヴァンガード計画が始まったのです。
スプートニク1号打ち上げから2か月後、ケープカナベラルで海軍がヴァンガードロケットというのを打ち上げましたが、見事に爆発してしまったんです。
その後フォン・ブラウンが出てきて、「海軍のヴァンガード衛星は失敗しましたけど、陸軍のミサイルを応用した“ソー”ロケットだったら60日で完成させます」と約束したんです。
周りの人間は「ウェルナー、せめて90日と言ってくれ」と止めたので、90日と言い直して、アメリカのロケット体制をぜんぶ切り変えて見事に「エクスプローラー1号」を翌年の1958年に打ち上げることに成功しました。
そこに関係して来たのが、この女の子なんですよ。
メアリーは1921年のノースダコタの農家の生まれ。
地元の州立大学で化学を専攻後、オハイオにあるプラントで化学者として武器弾薬を作っていた。
「P-51ムスタング」という銀色のカッコイイ戦闘機を作っていたんです。
時代が時代だからしょうがないんですけど、日本軍に対するものです。
あれを作っていたノースアメリカン・アビエーションという所で働いていたんですね。
そこで“ハイライン”というロケット燃料を発明してしまう。
彼女がこのロケット燃料を発明してくれたから、エクスプローラロケットは発射が成功した。
アメリカ初の人工衛星は、まだ20代の女の子の研究のおかげで大成功した。
そんな事実があるんです。
ただ、この人自身はすごく控えめな性格で、わりと早めに引退しちゃって、普通の家庭の主婦になったんですね。
アメリカ初の人工衛星は、まだ20代の女の子の研究のおかげで大成功した。
そんな事実があるんです。
ただ、この人自身はすごく控えめな性格で、わりと早めに引退しちゃって、普通の家庭の主婦になったんですね。
それ以降は、自分が若い頃に作った燃料を使ったアメリカが、どんどんとロケットを打ち上げていくのを見ながら子供4人を育てていったそうです。
こういう「科学の歴史の中の女性」は、これまでほとんど取り上げられることがなかった。
でも、ここ数年のアメリカの出版業界や映画業界で「男の歴史だと思っていた戦争の歴史に女性が深く関わっていた」というのが、すごく多いんですよ。
なぜかと言うと、みんなヒラリー・クリントンが大統領になると思い込んでいたから。
アメリカ中の人は、本当に去年の11月までトランプが大統領になることは絶対にないと、ヒラリー・クリントンが大統領になる確率はほぼ10割と思っていたんですね。
予想を外したのは別に日本の政治評論家だけでなく、世界中の人が外したんです(笑)
あの中でも、「アメリカの歴史の中でも、実はいろんな所で女性が支えていたんだよ」という話が書かれていたんです。
もう1回アメリカや世界の歴史の中の「女の人」を見直そうというブームが来るだろうと思っていた。
だから、今回のような本が出てきたわけですね。
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「え?!それってどういうこと?」「そこのところ、もっと詳しく知りたい!」という人は、どんどん、質問してみて下さい。
番組内で取り扱う質問はコチラまで!
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