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「 DVD『紳竜の研究』がすごい! 島田紳助のマーケティング理論を分析」
今回は『才能』と『努力』の話をします。
島田紳助が言うには、「漫才の全ては才能」らしいんです。
たとえば歌なら、歌うときに音を探しちゃって声がブレるような人を『音痴』って言うんです。
同じように、しゃべりも才能なんだそうですよ。
たとえば漫才のとき、フリの「○○があってん」と「でな」の時には、あきらかに音程が違う。
才能がある人は、ここを必ず正しい音程で発声する。
でも人によっては、音程が同じになっちゃうか、ブレて音を探してしまう。
こういうのが「才能が無い」ってことなんだって。
才能には0から5の6段階ある。
努力にも0から5の6段階ある。
そして結果っていうのは、この才能と努力の掛け算で決まる。
才能が2で、3の努力をすれば6の結果が出る。
「な? 単純やろ」って島田紳助は言うんです。
だから努力は大事だと。
ところが「無駄な努力」は、努力とは言わない。
「だから君らも努力なんかしたらアカンで」とも言うんだ。
「努力は大事だ」と言いながらも「努力なんかしたらアカンで」と言うんです。
たとえばプロボクサーの練習限界は3時間。
それ以上やると体を悪くするだけ。
漫才も同じ。
「しょうもない練習」をやりすぎたら、体を悪くするだけ。
何も考えずに努力すると、それは「ただの筋トレ」になってしまう。
「筋トレ」は「努力」とは違うんです。
努力というのは、自分の身になること。
自分が前に進む事。
自分の実力が伸びる事。
それを「努力」と言うそうなんです。
凄いでしょ。
この島田紳助の話って、「努力の方向性」を定義してるんだ。
最初に「漫才は才能や!」って言い切ってるわけなんだよね。
だから授業で話すのは、「努力の方向」だけ。
間違った努力をしても、それは筋トレになるだけで、ぜんぜん意味がない。
そんな事をするのではなく、正しい方向で努力をしろ。
明確な目的があると、絶対に努力を「しんどい」とは感じない。
それが島田紳助の理屈。
だから「ムダに練習するな」と言うんです。
島田紳助の話し方はずっとシンプルで、解釈しなきゃ わからないんですよね(笑)。
これはビジネスをやっている人間は、絶対に見たほうがいい。
普通に見ても、すごい内容なんだ。
誰かが作った「凄いもの」って、後の人間が注釈を付けて広げないと、逆にあまり売れないんだよ。
だからDMMのラウンジで解説を入れるつもりです。
これはラウンジ内の限定公開で、一般放送や配信をする予定はありません。
なので、これの解説を見たい人はラウンジに入って楽しんでください。
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