おはよう! 岡田斗司夫です。
今日は、毎日新聞11月29日の夕刊に掲載された、岡田斗司夫のインタビュー記事から、抜粋してお届けします。
「この国はどこへ行こうとしているのか トランプという嵐」
東京・吉祥寺の自宅兼事務所で、評論家の岡田斗司夫さん(58)は、宇宙関連など大量の蔵書に囲まれながら、ニコニコ笑ってこう言った。
「今回の米国大統領選は『キャラ立ち選挙』。キャラの立たない政策重視のヒラリーが、キャラ作りに長けたトランプに負けたんです」
<私たち(若者)にとって自民党だの議員歴何年だの、もとから政治畑で活躍だの、というギョーカイ的スペックはあまり意味を持ちません>
コミュニケーションの場で振る舞う役割のような意味で使われる。
「まじめキャラ」「いじられキャラ」。
若者はこれらを仲間の顔ぶれによって使い分け、円滑な人間関係を維持しているといわれる。
ところが岡田さん、「世界中を見渡してくださいよ。今や政治家はキャラ立ちが不可欠です。フィリピンのドゥテルテ大統領しかり、ロシアのプーチン大統領しかり。首相を直接選挙で選ばないので見えにくいけど、日本だって……」。
「彼が一番キャラが立っていた」からだ。
大統領選投開票日の1週間前にもニューヨーク州に行き、「トランプ勝利」をほぼ確信したという。
「彼の別の映画を現地で見た時は、拍手や歓声がすごかった。でも今回は客の入りも少なく、拍手も歓声もほとんどなかった」。
ハロウィーンパレードでは「ヒラリー」の横断幕を掲げるクリントン支持者と出くわしたが「数十人程度で、勢いが全然なかった」という。
「ヒラリーが高笑いする顔を見て負けたと思いました。『オジサンをやり込めて悦にいるオバサンの図』でしたから」
岡田さんは一つあったと言う。
「いいえ、彼女を積極的に支持する『ヒラリー票』より『アンチトランプ票』が多かったのでは? 選挙後、大規模な抗議デモに参加した人の全員がヒラリーに投票したのかな。彼らは『ヒラリー支持』より『トランプ不支持』。主役はずーっとトランプでした」
「え?!それってどういうこと?」「そこのところ、もっと詳しく知りたい!」という人は、どんどん、質問してみて下さい。
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